第33回映画祭TAMA CINEMA FORUM

プログラム紹介

【B-6】『福田村事件』-関東大震災100年、「負の歴史」を伝える-

11/26[日] パルテノン多摩小ホール

※上映後にトークを(予定)としておりましたが、都合により取りやめになりました。トークを楽しみにされていた方には誠に申し訳ございませんが、何卒よろしくお願いいたします。

チケット情報

チケット料金

一般
前売:1,500円 / 当日:1,800円
子ども(4歳~小学生)
前売:800円 / 当日:900円

▼インターネットで購入

PassMarket

▼窓口で購入

多摩市立永山公民館(ベルブ永山)

取扱時間:9:00〜17:00
※ただし、休館日および祝日の11/2、11/3、11/16、11/23は休止

多摩市立関戸公民館(ヴィータコミューネ)

取扱時間:9:00〜17:00
※ただし、休館日および祝日の11/3、11/6、11/20、11/23は休止

パルテノン多摩 2階 総合案内窓口(パルテノン多摩が会場の【B-1】〜【B-7】チケットのみ取扱い)

取扱時間:10:00~19:00
※ただし、休館日の11/6は休止
※※パルテノン多摩の「オンラインチケット」・「電話予約」サービスでは取り扱っていません。
会場アクセス

パルテノン多摩 小ホール

〒206-0033 東京都多摩市落合2-35
小田急多摩線/京王相模原線/多摩都市モノレール「多摩センター駅」より徒歩5分。(パルテノン大通りを直進)

福田村事件

  • 2023年/「福田村事件」プロジェクト製作/太秦配給/137分
  • 監督=森達也
  • 脚本=佐伯俊道、井上淳一
  • 企画・脚本=荒井晴彦
  • 統括プロデューサー=小林三四郎
  • 撮影=桑原正
  • 美術=須坂文昭
  • 音楽=鈴木慶一
  • 編集=洲崎千恵子
  • 出演=井浦新、田中麗奈、永山瑛太、東出昌大、コムアイ、豊原功補、柄本明
12歳未満の方は保護者の同伴が適当です

ストーリー

日本統治下の朝鮮で、日本軍の虐殺を目撃した教師の澤田(井浦)は、職を辞し故郷千葉県福田村に妻・静子(田中)とともに帰ってくる。そして、讃岐の新助(永山)率いる行商団は福田村に入り、関東大震災に遭遇する。在郷軍人会と村人たちは朝鮮人狩りの最中に讃岐弁を聞いて朝鮮人と疑い、襲いかかり虐殺してしまう。

コメント

のどかな大正時代の日本の風土のなかで描かれる悲惨な事件と、その背景となった日本社会の矛盾を焙(あぶ)り出した。震災直後に朝鮮人や社会主義者などが暴動を起こしたというデマに煽(あお)られ、各地で自警団による虐殺が起こった意味を問うている。今の社会の底流として、群れる人間は異質なものを排除する傾向がある、その一端はイジメに表れている。さらに、被害者として描かれる讃岐の薬売りの行商団は被差別部落民であり、社会からも差別を受けている。

その差別、因習の残る村社会で主導権を握る在郷軍人会や警察官に煽られ、村八分を恐れる村人たちの姿は、一人では出来ないことを群れるととんでもないことを仕出かす人間の怖さを表している。事件を主導した在郷軍人会のメンバーは朝鮮人を殺したこともあり、いずれ報復されるとの怯えが虐殺に繫がった。同時に、自警団の朝鮮人狩りの実態や、警官の労働運動者の虐殺、新聞社の大勢に流される様子なども描いている。(勝)

プログラム一覧

藤原季節氏、内田健司氏、周本絵梨香氏
藤原季節氏、林知亜季監督、義山真司氏、柾賢志氏、佐藤考哲氏、浅沼ファティ氏、石原滉也氏、毎熊克哉氏
奥浜レイラ氏(映画・音楽パーソナリティ)、高橋芳朗氏(音楽ジャーナリスト)、村山章氏(映画ライター)
佐藤浩市氏、阪本順治監督、伊藤さとり氏(映画パーソナリティ)
上田誠氏、山口淳太監督、藤谷理子氏、石田剛太氏
永田芳弘プロデューサー、矢田部吉彦氏(前東京国際映画祭ディレクター)
福島良一氏(野球解説者、メジャーリーグアナリスト)、蛭間豊章氏(報知新聞社メジャー担当記者)、久保田市郎氏(SLUGGER編集長)
千原徹也監督、川上未映子氏(作家)
木村聡志監督、莉子氏、筧美和子氏、みらん氏、森直人氏(映画評論家)
石川梵監督
鈴木仁篤監督、赤坂太輔氏(映画批評家)
赤坂太輔氏(映画批評家)
大山顕氏、佐藤大氏、稲田豊史氏、速水健朗氏、妹尾朝子氏、山内マリコ氏
亀山睦木監督、小川深彩監督、森美春監督
菊地成孔氏(音楽家/文筆家)、佐々木敦氏(思考家/HEADZ主宰)、池城美菜子氏(音楽ライター/翻訳家)
小野峻志監督とご出演者のみなさま
福永壮志監督、中井圭氏(映画解説者)
アサダアツシ氏(脚本家)、金子鈴幸氏(脚本家)
堀井綾香監督、福地桃子氏、青木柚氏