第33回映画祭TAMA CINEMA FORUM

プログラム紹介

【B-3】デビュー10周年記念 藤原季節特集 in TAMA

11/19[日] パルテノン多摩小ホール
  • 10:00-11:50
  • 12:00-12:30
    トーク
    ゲスト:藤原季節氏、内田健司氏、周本絵梨香氏
  • 13:15-14:34
  • 14:35-15:05
    トーク
    ゲスト:藤原季節氏、林知亜季監督、義山真司氏、柾賢志氏、佐藤考哲氏、浅沼ファティ氏、石原滉也氏、毎熊克哉氏
チケット情報

チケット料金

一般
前売:1,800円 / 当日:1,900円
子ども(4歳~小学生)
前売:800円 / 当日:900円

▼インターネットで購入

PassMarket

▼窓口で購入

多摩市立永山公民館(ベルブ永山)

取扱時間:9:00〜17:00
※ただし、休館日および祝日の11/2、11/3、11/16、11/23は休止

多摩市立関戸公民館(ヴィータコミューネ)

取扱時間:9:00〜17:00
※ただし、休館日および祝日の11/3、11/6、11/20、11/23は休止

パルテノン多摩 2階 総合案内窓口(パルテノン多摩が会場の【B-1】〜【B-7】チケットのみ取扱い)

取扱時間:10:00~19:00
※ただし、休館日の11/6は休止
※※パルテノン多摩の「オンラインチケット」・「電話予約」サービスでは取り扱っていません。
会場アクセス

パルテノン多摩 小ホール

〒206-0033 東京都多摩市落合2-35
小田急多摩線/京王相模原線/多摩都市モノレール「多摩センター駅」より徒歩5分。(パルテノン大通りを直進)

たかが世界の終わり

  • 2021年/第7世代実験室/110分
  • 演出=内田健司
  • 原作=ジャン=リュック・ラガルス
  • 出演=藤原季節、内田健司、周本絵梨香、佐藤ケイ、銀粉蝶

ストーリー

不治の病により余命僅かであることを知った34歳の青年・ルイは、長年会うことを避けてきた家族の元へ帰郷する。病を打ち明けようとするルイだが、次々と語りかける家族たちは話す隙を与えない――。

コメント

グザヴィエ・ドラン監督が映画化したことでも話題を呼んだ作品を故・蜷川幸雄氏の元で育った俳優たちを中心とした演劇企画ユニット、第7世代実験室が藤原季節を迎え映像化しました。

時は2020年10月、コロナ禍で閉鎖された劇場に俳優、スタッフが集い、一回限りの無観客上演が行われます。1台のカメラで収録された1時間50分ワンカットの会話劇は、オンライン配信され視聴者を驚きと感動の渦に巻き込みました。映像は舞台上の俳優たちの間だけでなくスタッフの様子も含め、全体を映し出すという斬新な手法で、ようやく社会が落ち着きを取り戻そうとしている今、改めて観ると当時の社会情勢に抗(あらが)う演劇人たちの心の叫びのようにも聞こえてきます。満を持して今年9月に劇場で初上映された本作。舞台ならではの緊張感、没入感のある映像と彼らの熱量を大きなスクリーンで感じてください。(WB)

東京ランドマーク

  • 2023年/Engawa Films Project/79分
  • 監督・脚本=林知亜季
  • 出演=藤原季節、義山真司、鈴木セイナ、浅沼ファティ、石原滉也 / 大西信満

ストーリー

楠稔(25歳)は、コンビニでアルバイトをしながら東京で一人暮らしをしている。夢や目標があるわけじゃない。淡々と過ぎ去る日々をただ眺めている。ニートの小田岳広(25歳)は稔の家に用事もなく遊びに行く日々を過ごしている。ただ時間を消化するだけの日々に罪悪感を覚えないわけではない。いつものように稔の家に遊びに行くと、そこには家出をした道野桜子(17歳)がいた。なかなか家に帰ろうとしない桜子をなんとか家に戻そうと奮闘する二人だが……。

コメント

知る人ぞ知る映像制作集団、Engawa Films Project(通称:エンガワ)による初長編の新作映画で、第31回映画祭のパンフレットで藤原季節さんがQ&Aで答えていた作品です。多摩のイメージや思い出についての質問に対し、20代前半のころ多摩市に住んでいたこと、お気に入りは聖蹟桜ヶ丘から永山、多摩センターの周辺、緑も丘も夕日も美しくて好きな街と……。

素の自分が映る日記のような映画で当時の自分たちにしか撮れなかった作品という藤原さん。地元の方々、多摩を知る人たちにとって見慣れた場所、懐かしい景色などがスクリーンに映し出されます。そして若者たちが迷い悩んでいる姿は、今あるいは過去の自分自身や身近な誰かと重なり、時に切なく、時に優しく温かな気持ちになることでしょう。(WB)

ゲスト紹介

藤原 季節 氏

Fujiwara Kisetsu

1993年生まれ、北海道出身。映画『人狼ゲーム ビーストサイド』(2014年)で本格的に俳優活動をスタート。主な映画出演作に『ケンとカズ』(16年)、『全員死刑』(17年)、『止められるか、俺たちを』(18年)、『his』『佐々木、イン、マイマイン』(いずれも20年)、『のさりの島』『くれなずめ』『明日の食卓』『空白』(いずれも21年)『わたし達はおとな』(22年)『少女は卒業しない』(23年)等。待機作に『辰巳』(24年公開予定)などがある。第13回TAMA映画賞 最優秀新進男優賞受賞。

内田 健司 氏

Uchida Kenshi

蜷川幸雄主宰「さいたまネクスト・シアター」2期生。同劇団公演「カリギュラ」「リチャード二世」ではそれぞれ主役を演じる。解散後、有志による演劇企画ユニット「第7世代実験室」立ち上げ。主な出演作に蜷川幸雄演出「ハムレット」「NINAGAWAマクベス」「太陽2068」ノゾエ征爾演出「ベンバー・ノーその意味は?」「ピーター&ザ・スターキャッチャー」藤田貴大演出「CITY」「cocoon」、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」、映画『猫は抱くもの』など。

周本 絵梨香 氏

Syumoto Erika

蜷川幸雄主宰「さいたまネクスト・シアター」旗揚げメンバー。解散後、有志による演劇企画ユニット「第7世代実験室」立ち上げ。主な舞台出演作に、蜷川幸雄演出「海辺のカフカ」「NINAGAWAマクベス」、藤田俊太郎演出「東京ゴッドファーザーズ」、岩松了演出「薄い桃色のかたまり」のほか、ドラマ「真犯人フラグ」「24JAPAN」「この素晴らしき世界」、Netflix「火花」、映画『山女』など。

林 知亜季 監督

Hayashi Tomoaki

1984年生まれ、神奈川県川崎市出身。高校時代を単身アメリカのニューヨーク州で過ごす。独学で映像制作を学び始め、演劇ワークショップで出会った仲間4人でEngawa Films Projectと称し、短編映画や実験映像を作り続けてきた。その後1年間フランスのパリで個人的な映像制作活動を行なう。帰国後、俳優藤原季節との再会で映画『東京ランドマーク』を制作する。

プログラム一覧

藤原季節氏、内田健司氏、周本絵梨香氏
藤原季節氏、林知亜季監督、義山真司氏、柾賢志氏、佐藤考哲氏、浅沼ファティ氏、石原滉也氏、毎熊克哉氏
奥浜レイラ氏(映画・音楽パーソナリティ)、高橋芳朗氏(音楽ジャーナリスト)、村山章氏(映画ライター)
佐藤浩市氏、阪本順治監督、伊藤さとり氏(映画パーソナリティ)
上田誠氏、山口淳太監督、藤谷理子氏、石田剛太氏
永田芳弘プロデューサー、矢田部吉彦氏(前東京国際映画祭ディレクター)
福島良一氏(野球解説者、メジャーリーグアナリスト)、蛭間豊章氏(報知新聞社メジャー担当記者)、久保田市郎氏(SLUGGER編集長)
千原徹也監督、川上未映子氏(作家)
木村聡志監督、莉子氏、筧美和子氏、みらん氏、森直人氏(映画評論家)
石川梵監督
鈴木仁篤監督、赤坂太輔氏(映画批評家)
赤坂太輔氏(映画批評家)
大山顕氏、佐藤大氏、稲田豊史氏、速水健朗氏、妹尾朝子氏、山内マリコ氏
亀山睦木監督、小川深彩監督、森美春監督
菊地成孔氏(音楽家/文筆家)、佐々木敦氏(思考家/HEADZ主宰)、池城美菜子氏(音楽ライター/翻訳家)
小野峻志監督とご出演者のみなさま
福永壮志監督、中井圭氏(映画解説者)
アサダアツシ氏(脚本家)、金子鈴幸氏(脚本家)
堀井綾香監督、福地桃子氏、青木柚氏