第32回映画祭TAMA CINEMA FORUM

プログラム紹介

【D-9】第14回TAMA映画賞三冠受賞 『さがす』

11/20[日] ベルブホール
  • 13:00-15:03
  • 15:10-15:50
    トーク
    ゲスト:山野晃プロデューサー、片山慎三監督
    聞き手:松崎健夫氏(映画評論家)
チケット情報

チケット料金

一般
前売:1,200円 / 当日:1,400円
子ども(4歳~小学生)
前売:800円 / 当日:900円

▼インターネットで購入

PassMarket

▼窓口で購入

多摩市立永山公民館(ベルブ永山)

取扱時間:9:00〜17:00
※祝日と休館日(第1・第3木曜)を除く

多摩市立関戸公民館(ヴィータコミューネ)

取扱時間:9:00〜17:00
※祝日と休館日(第1・第3月曜)を除く
会場アクセス

ベルブホール

〒206-0025 東京都多摩市永山1-5
小田急多摩線/京王相模原線「永山駅」より徒歩2分。ベルブ永山5階

さがす

  • 2022年/アスミック・エース、DOKUSO映画館、NK Contents製作/アスミック・エース配給/123分
  • 監督・脚本=片山慎三
  • 共同脚本=小寺和久、高田亮
  • プロデューサー=井手陽子、山野晃、原田耕治
  • 撮影=池田直矢
  • 音楽=髙位妃楊子
  • 編集=片岡葉寿紀
  • 出演=佐藤二朗、伊東蒼、清水尋也、森田望智、石井正太朗、松岡依都美、成嶋瞳子、品川徹
12歳未満の方は保護者の同伴が適当です

ストーリー

原田智(佐藤)と中学生の楓(伊東)の親娘は大阪の下町で暮らしていた。智は連続殺人犯・名無し(清水)を目撃したと楓に話した翌朝失踪する。その日から父を捜す楓は教師や警察が当てにならないことを悟り、自分の力で探しだそうとする。日雇い現場で父の名前を探し当てた楓だがそこにいたのは父ではない若い男だった。しかも指名手配の連続殺人犯・名無しとおぼしき男だった……。

コメント

3部構成でそれぞれの登場人物の視点が変わればそれぞれに見えてくる真相が変わり、探り探り一つ一つが明らかになっていくのだが最後まで展開が目まぐるしく変わる。

作品全体やシナリオの構成力、それぞれのキャストの演技の緊迫感、ラストまで苦しく切なくハラハラドキドキの2時間。

【さがす】というタイトルにもなっているテーマをもとに、さまざまな人たちの生(生きる・生きている)と死を見せられた。

これからの日本映画の新たなノワール・サスペンスを切り拓いていく作品に出会った。(明烏)

ゲスト紹介

山野 晃 プロデューサー

Yamano Akira

1981年生まれ、大阪府出身。2005年、花王(株)に入社。07年、アスミック・エース エンタテインメント(株)に入社。劇場営業・インシアター宣伝、(株)WOWOWへの出向、『TOO YOUNG TO DIE!~』(16年)などのアシスタントプロデューサーを経験後、プロデューサー業に従事。プロデュース作品は、テレビ東京「山田孝之の東京都北区赤羽」(15年)、『音量を上げろタコ!~』(18年)、『さがす』(22年)。最新作は、来年2月23日Netflix全世界配信&劇場公開の『ちひろさん』。

片山 慎三 監督

Katayama Shinzo

1981年生まれ、大阪府出身。高校卒業後、中村幻児監督主催の映像塾で学ぶ。テレビドラマの仕事などを経験したのち、韓国のポン・ジュノ監督や山下敦弘監督などの作品で助監督を務める。2019年公開の『岬の兄妹』で長編映画監督としてデビューを果たし、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭国内コンペティション長編部門優秀作品賞・観客賞、第41回ヨコハマ映画祭新人監督賞などを受賞した。『さがす』は長編映画の監督としては2作目。ほかに短編『そこにいた男』(20年)やテレビドラマ「さまよう刃」(21年)などがある。

松崎 健夫 氏

Matsuzaki Takeo

1970年生まれ、兵庫県出身。映画評論家。デジタルハリウッド大学客員准教授。東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻修了。テレビ・映画の撮影現場を経て、映画専門の執筆業に転向。「そえまつ映画館」、「シン・ラジオ」、「映画館へ行こう!」などテレビ・ラジオ・ネット配信番組に出演中。「キネマ旬報」、「DVD&動画配信でーた」、劇場用パンフレットなどに多数寄稿。ゴールデン・グローブ賞の国際投票権を有し、キネマ旬報ベスト・テン選考委員、田辺・弁慶映画祭審査員などを務めている。日本映画ペンクラブ会員。共著「現代映画用語辞典」(キネマ旬報社)ほか。

プログラム一覧

白鳥玉季氏 李相日監督
磯村勇斗氏 伊藤さとり氏(映画パーソナリティ)
狩山俊輔監督 鶴谷香央理氏(原作者) 中井圭氏(映画解説者)
小林啓一監督 中井圭氏(映画解説者)
早川千絵監督 金原由佳氏(映画ジャーナリスト)
森井勇佑監督 大沢一菜氏 青葉市子氏(音楽家)
山口路子氏(作家)
安川有果監督 小原治氏(ポレポレ東中野スタッフ)
杉田協士監督 東直子氏(歌人) 荒木知佳氏
川北ゆめき監督 いまおかしんじ氏(本作脚本) 青木柚氏 中村守里氏
いまおかしんじ氏(本作脚本) 小出恵介氏 日高七海氏 森直人氏(映画評論家)
斉加尚代監督 志田陽子氏(武蔵野美術大学教授)
伊藤春奈氏(花束書房) 水上文氏(文筆家)
宇田川幸洋氏(映画評論家)
山野晃プロデューサー 片山慎三監督 松崎健夫氏(映画評論家)
鈴木卓爾氏 翁華栄氏 さとうこうじ氏 鈴木秀幸氏(共同脚本)
西垣吉春監督
大山顕氏 佐藤大氏 稲田豊史氏 速水健朗氏 妹尾朝子氏 山内マリコ氏 久保寺健彦氏
平一紘監督 玉代㔟圭司氏 平隆人氏 南里美希氏