第32回映画祭TAMA CINEMA FORUM

プログラム紹介

【D-1】TAMA NEW WAVE ある視点 ―Vol.1―

11/12[土] ベルブホール
チケット情報

チケット料金

一般
前売:1,000円 / 当日:1,200円
子ども(4歳~小学生)
前売:800円 / 当日:900円

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多摩市立永山公民館(ベルブ永山)

取扱時間:9:00〜17:00
※祝日と休館日(第1・第3木曜)を除く

多摩市立関戸公民館(ヴィータコミューネ)

取扱時間:9:00〜17:00
※祝日と休館日(第1・第3月曜)を除く
会場アクセス

ベルブホール

〒206-0025 東京都多摩市永山1-5
小田急多摩線/京王相模原線「永山駅」より徒歩2分。ベルブ永山5階

燃やす

  • 2022年/31分
  • 監督・脚本=丘澤絢音
  • プロデューサー:川井和
  • 撮影:神瑞希、西佑真
  • 録音:三浦太暖、渡辺陽大
  • 照明:谷口照
  • 助監督:春日史穂、工藤圭以、相馬衣璃奈
  • 制作:原田就、芦塚諒洋、新地理来
  • 出演=小澤うい、板倉武志、田野真悠、岡本弦、齋藤朱海、田中陸
予告編

作品紹介

感情の起伏が少なくあまり笑わない主人公アサは、親切な先輩に囲まれながら、映像制作会社でADとして働いている。しかし何気ない会話でのからかいやアドバイスなど、先輩たちの言葉や振る舞いに対して、アサのなかで少しずつ違和感が積み重なっていく……。

監督からのメッセージ

日常において「ある」のに「なかったこと」にしてしまう感覚や違和感、引っ掛かっているけれど、大したことはないと片付けてしまう出来事を、あえてひとつひとつ映像に映したいという想いで制作しました。この映画で切り取る些細な出来事の背景には、誰しもが無意識のうちに持ちうる偏見や差別があるのかもしれません。また「若い女性」という属性が理由で向けられる社会からの視線や期待に抵抗し、疑問を持ち続ける主人公を応援したいです。

丘澤 絢音(おかざわ あやね)監督

1997年生まれ、滋賀県出身。同志社大学グローバル地域文化学部卒業。在学中に、第22回京都国際学生映画祭にて実行委員長を務め、映画祭の企画・運営を行う。かねてより映画をつくる側にも興味があったため、2021年よりNCWへ参加。アドバンスコースにてシナリオが選出され、短編『燃やす』を制作。

海の色は夢のつづき

  • 2022年/46分
  • 監督・脚本=南あさひ
  • 脚本=長谷川直紀
  • 撮影=佐藤康祐
  • 音楽=神谷洵平(赤い靴)、東川亜希子(赤い靴)、花井諒
  • 出演=長谷川直紀、永楠あゆ美、猪股俊明、関本昇平、友松栄、髙橋雄祐、渡会久美子、豊富満、大沼百合子、石橋真珠
予告編

作品紹介

かつては新進気鋭の水中写真家として注目された松田洋だったが、いまは妻の早織とともに静岡に戻り、家業である松田なまり節工場の後継ぎとして働いている。

あくまで夢を追い続けたい洋だったが、明治から続く伝統の重みや父親の過去に触れ、家業に対する責任感が芽生え始める。自分の進むべき道がわからなくなってしまった洋は、やがて彼を応援する早織ともギクシャクしてしまい―。

監督からのメッセージ

コロナ禍を機に東京から離れていた時、故郷・静岡で本作の主人公夫婦を演じる2人の俳優と出会いました。夢と現実、都会と田舎、男性と女性で感じるプレッシャーの違い……何時間も喫茶店で話して、そこからこの映画づくりが動き出しました。今の時代の等身大の悩みや喜びを、主人公の洋と早織を通して時には繊細に、時には大胆に表現しました。本作をきっかけに色々な会話が生まれたら嬉しいです。

南 あさひ(みなみ あさひ)監督

1993年生まれ、静岡県出身。東京大学文学部卒業後、米国コロンビア大学大学院フィルムスクールにて映画を学ぶ。ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2017の脚本コンペで最優秀賞を受賞し、『ブレイカーズ』を脚本・監督。フィクション・ドキュメンタリーの垣根を越えて活動し、作品はシンガポール国際映画祭やホリーショーツ映画祭など国内外の映画祭で上映されている。

明ける夜に

  • 2022年/95分
  • 監督・脚本=堀内友貴
  • 撮影=中村元彦
  • 音楽=chie
  • 出演=五十嵐諒、花純あやの、としお理歩、奈良原大泰、佐野日菜汰、志真うた、在原貴生、七瀬てつ、巴山祐樹、堀内友貴、松本高士
予告編

作品紹介

あの日の夜はちょっとだけ特別だった。夏の終わりを目の前にした若者たちの人間模様。予定していた面接が急遽延期になった就活生の山ノ辺とキミ。野球部のマネージャーだった凛子に電話をかける秀一。コンビニでバイト中の健斗とキョーコ。海の近い町で、それぞれの忘れられない一晩が過ぎていく。

監督からのメッセージ

映画制作の専門学校で学んできた2年間、ずっとモラトリアムをテーマに映画制作をしてきました。自分自身、24歳までダラダラと学生を続けてきてしまい、専門学校を卒業する前にモラトリアムから卒業する映画を撮り、自分のなかでも社会にでる決意をしなければ、人としても、この先映画業界に進んだとしても何も成し遂げられないと思い、自分自身のイニシエーションとして製作を決めました。

堀内 友貴(ほりうち ゆうき)監督

1997年生まれ、茨城県出身。東放学園映画専門学校映画制作科在学中に、級友と自主映画の制作を始める。2021年『また春が来やがって』を脚本・監督し、第32回東京学生映画祭にて観客賞と審査員特別賞(城定秀夫監督)を受賞。22年、監督作『私はたぶん絶対にかわいい』がギャラリーN映画展にてグランプリを獲得。演劇・映像を制作する劇団セビロデクンフーズ主催。

アクト

  • 2021年/78分
  • 監督・撮影=田中夢
  • 撮影=山科圭太、吉澤慎吾、川部良太、森田麻美
  • 出演=田中夢、川部ちがや、川部良太、田中吐夢、南波典子、稲毛礼子、松田正隆、砂連尾理
予告編

作品紹介

家庭の事情で高校を中退してから16年間、小劇場の舞台に立ってきた私。だが、とうとう30歳で進学を決意。舞台に立ちながら大学に通っていた。けれど、子供が産まれ、生活は一変。直面する現実のなかで自分の生き方を疑い始める。俳優であり、学生であり、母である私自身の葛藤と家族を記録したドキュメンタリー。第2回立教大学映像身体学科学生研究会スカラシップ助成作品。

監督からのメッセージ

「どうして私は上手く行かないの? 育児と仕事、みんなどうしてるの?」この答えを探しに作品は出発しました。制作中、自分を見つめるなかで、「この社会で自分らしく生きていくこととは?」という新たな問いが生まれました。職業や性別に関係なく、そうした生き方に対する問いを持つ方々に観ていただければ幸いです。

田中 夢(たなか ゆめ)監督

1983年生まれ、千葉県出身。2003年より演劇を中心に俳優活動を開始。11年から教育現場でワークショップファシリテーターなどを務めつつ、ダンスや映像作品に出演。本作で初のドキュメンタリー映画の監督を務める。【主な出演作品】映画:『ボディ・リメンバー』(19年)、『タートルハウス』(13年)など。舞台:遊園地再生事業団、マレビトの会など多数。

プログラム一覧

白鳥玉季氏 李相日監督
磯村勇斗氏 伊藤さとり氏(映画パーソナリティ)
狩山俊輔監督 鶴谷香央理氏(原作者) 中井圭氏(映画解説者)
小林啓一監督 中井圭氏(映画解説者)
早川千絵監督 金原由佳氏(映画ジャーナリスト)
森井勇佑監督 大沢一菜氏 青葉市子氏(音楽家)
山口路子氏(作家)
安川有果監督 小原治氏(ポレポレ東中野スタッフ)
杉田協士監督 東直子氏(歌人) 荒木知佳氏
川北ゆめき監督 いまおかしんじ氏(本作脚本) 青木柚氏 中村守里氏
いまおかしんじ氏(本作脚本) 小出恵介氏 日高七海氏 森直人氏(映画評論家)
斉加尚代監督 志田陽子氏(武蔵野美術大学教授)
伊藤春奈氏(花束書房) 水上文氏(文筆家)
宇田川幸洋氏(映画評論家)
山野晃プロデューサー 片山慎三監督 松崎健夫氏(映画評論家)
鈴木卓爾氏 翁華栄氏 さとうこうじ氏 鈴木秀幸氏(共同脚本)
西垣吉春監督
大山顕氏 佐藤大氏 稲田豊史氏 速水健朗氏 妹尾朝子氏 山内マリコ氏 久保寺健彦氏
平一紘監督 玉代㔟圭司氏 平隆人氏 南里美希氏