第31回映画祭TAMA CINEMA FORUM

プログラム紹介

【C-4】『サマーフィルムにのって』 映画×青春×〇〇

11/14[日] ベルブホール

チケット料金

一般
1,500円 /

PassMarket(パスマーケット)でチケット購入

サマーフィルムにのって

  • 2021年/「サマーフィルムにのって」製作委員会製作/ハピネットファントム・スタジオ配給/97分
  • 監督・脚本=松本壮史
  • 脚本=三浦直之(ロロ)
  • 撮影=岩永洋、山崎裕典
  • 美術=飯森則裕
  • 音楽プロデューサー=剣持学人
  • 主題歌=Cody・Lee(李)
  • 編集=平井健一
  • 出演=伊藤万理華、金子大地、河合優実、祷キララ、板橋駿谷、小日向星一、池田永吉、篠田諒、甲田まひる、ゆうたろう、篠原悠伸

ストーリー

アタシ、ハダシ(伊藤)。時代劇が大好きな高校生。でも、所属する映画部ではキラキラ恋愛映画ばかりでアタシの好きな時代劇は作れない。そんなとき出会ったアタシの時代劇にぴったりの青年、凛太郎(金子)。よおし、この夏の間、みんなの青春をもらって映画を作るぞ!――きみのひと夏に贈るサマーフィルム。

コメント

今年の6月に脚本の三浦氏主宰の劇団ロロの「いつ高」シリーズファイナルを鑑賞した際に『サマーフィルムにのって』のチラシをもらった。夏になり映画を観た時の印象は映画も舞台と同様に、高校生活の光輝く瞬間をとらえたステキな作品であったということだ。

主人公のハダシは時代劇が好き。一方、最初はイヤな印象のキラキラ映画の監督、花鈴(甲田)もまた、実は映画が大好き。だからこそ二人が分かりあってゆく過程、特に部室での編集シーンは心打たれた。

そして、文化祭。結局、ハダシの映画は最後まで上映されずにまるで舞台のようにリアルな形でエンディングをみせる。まさに映画と演劇がリンクした瞬間!

登場人物は皆好演。特に部室でハダシ組とキラキラ組の男女が仲良くなり、そして仲違いするけどまた仲良くなるというサブストーリーはすごく良かった。

愛しさと、切なさと、ほろ苦さと。決して甘くないけど、この作品には映画と舞台への愛が詰まっている。(よ)

ゲスト紹介

松本 壮史 監督

Matsumoto Soushi

1988年生まれ、埼玉県出身。CM、MV、ドラマなどを手掛ける映像監督。2021年『サマーフィルムにのって』で長編デビュー。21年はWEBドラマの劇場版である映画『青葉家のテーブル』も公開された。主な作品はドラマ「お耳に合いましたら。」(21年)、江本祐介「ライトブルー」MV(17年)など。

祷 キララ 氏

Inori Kilala

2000年生まれ、大阪府出身。映画『堀川中立売』(09年)でデビュー。その後第14回TAMA NEW WAVE グランプリ受賞作品『Dressing Up』(13年)で初主演を果たす。以降『ハッピーアワー』(15年)や『脱脱脱脱17』(16年)、主演を務めた『左様なら』(18年)、『アイネクライネナハトムジーク』『楽園』(いずれも19年)、ヒロインを務めた『ファンファーレが鳴り響く』(20年)などに出演。『サマーフィルムにのって』ではハダシの友人ブルーハワイを好演。

プログラム一覧

前田弘二監督、森直人氏(映画評論家)
土井裕泰監督、那須千里氏(映画評論家)
城定秀夫監督、今泉力哉監督、みらん氏(ミュージシャン)、森直人氏(映画評論家)
今泉力哉監督、城定秀夫監督、LIGHTERS(ミュージシャン)、森直人氏(映画評論家)
切通理作氏(文筆家)、橋場万里子氏(多摩市文化振興財団学芸員)、鳥居俊平太氏(たまロケーションサービス副代表)
松本壮史監督、祷キララ氏
小林えみ氏(マルジナリア書店、よはく舎代表)、落合加依子氏(小鳥書房 店主/代表)
日向史有監督
大野大輔監督、早織氏、川上なな実氏、濱正悟氏、西山小雨氏
岨手由貴子監督、山内マリコ氏(作家)、西森路代氏(ライター)
山崎まどか氏(コラムニスト)、児玉美月氏(映画執筆家)、ゆっきゅん氏(歌手)
団地団(大山顕氏、佐藤大氏、稲田豊史氏、速水健朗氏、妹尾朝子氏、山内マリコ氏)