第31回映画祭TAMA CINEMA FORUM
プログラム紹介
【B-4】プレヴュー「"L/R15" 今泉力哉×城定秀夫」『猫は逃げた』
猫は逃げた
- 2022年/『猫は逃げた』フィルムパートナーズ製作/SPOTTED PRODUCTIONS配給/110分（予定）
- 監督＝今泉力哉
- プロデューサー＝佐藤現、久保和明
- 企画＝直井卓俊
- 脚本＝城定秀夫
- 撮影＝平見優子
- 編集＝岡崎正弥
- 主題歌＝LIGHTERS
- 出演＝⼭本奈⾐瑠、毎熊克哉、⼿島実優、井之脇海、伊藤俊介（オズワルド）、中村久美、オセロ（猫）
ストーリー
漫画家・君島亜子（山本奈衣瑠）と週刊誌記者の広重（毎熊克哉）は離婚間近の夫婦。広重は同僚の麻美（手島実優）と浮気中で、亜子は編集者の俊也（井之脇海）と体の関係を持ち、夫婦関係は冷え切っていた。２人は飼い猫カンタをどちらが引き取るかで揉めていたが、その矢先、カンタが家からいなくなってしまい……。
ゲスト紹介
今泉 力哉 監督
1981年生まれ。福島県出⾝。『最低』（2009年）でTAMA NEW WAVEグランプリを受賞。『たまの映画』（11年）で商業映画監督デビュー。『パンとバスと2度目のハツコイ』（18年）で第10回TAMA映画賞最優秀新進監督賞受賞。『愛がなんだ』（19年）が3億6千万円に上る⼤ヒット。『アイネクライネナハトムジーク』『his』『mellow』も⼤好評となり、21年も『街の上で』『あの頃。』『かそけきサンカヨウ』とさまざまな3作品が公開され、今や⽇本を代表するヒットメーカーの1⼈となっている。
城定 秀夫 監督
1975年生まれ。東京都出身。武蔵野美術⼤学在学中より8mm映画を制作。フリーの助監督として成⼈映画、Vシネマなどを中⼼にキャリアを積み、『味⾒したい⼈妻たち（押⼊れ）』（2003年）で監督デビュー。2003年度PG新⼈監督賞受賞。現在までに、100タイトルを超える作品を監督しており、『アルプススタンドのはしの⽅』（20年）は大ヒットを記録し、第12回TAMA映画賞特別賞受賞など映画祭などでも⾼い評価を得た。21年も監督作や脚本作など新作が多数控え、映画界でさらなる注⽬が集まっている。
LIGHTERS
2018年10月に結成、Rumi Nagasawa（g,vo）とEmiSakuma（b,cho）の2名からなる、ポストHomecomingsとも言える注目の若手バンド。全編英語歌詞、サポートメンバーを迎えてライブ活動を展開。最新音源はミニアルバム「bitter peanut butter」。『猫は逃げた』の書き下ろしの主題歌を制作。
森 直人 氏
1971年生まれ、和歌山県出身。映画評論家、ライター。著書に「シネマ・ガレージ～廃墟のなかの子供たち～」（フィルムアート社）、編著に「21世紀／シネマX」「日本発 映画ゼロ世代」（フィルムアート社）「ゼロ年代＋の映画」（河出書房新社）ほか。「週刊文春」「朝日新聞」「キネマ旬報」「映画秘宝」「メンズノンノ」「シネマトゥデイ」などで定期的に執筆中。YouTubeチャンネル「活弁シネマ倶楽部」ではMC担当。
