第26回映画祭TAMA CINEMA FORUM

プログラム紹介

【D-3】FAKEをめぐって

11/27[日] ヴィータホール

チケット料金

一般
前売:1,200円 / 当日:1,400円
子ども(4歳~小学生)
前売:800円 / 当日:900円

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FAKE

  • 2016年/『Fake』製作委員会製作/東風配給/1時間49分
  • 監督=森達也
  • プロデューサー=橋本佳子
  • 撮影=山崎裕・森達也
  • 編集=鈴尾啓太
  • 出演=佐村河内守

ストーリー

音楽家の新垣隆氏が告白した「ゴーストライター騒動」から、いまだに沈黙を続ける佐村河内守氏を追ったドキュメンタリー作品。カメラは自宅を訪れるメディア関係者や外国人ジャーナリストとのやりとりを映し、次第に佐村河内氏の素顔に迫っていく。『A』『A2』以来、森達也監督による15年ぶりの新作。

コメント

『FAKE』を観て、今まで抱いていた「佐村河内守」像が一気に崩れた、というのが正直な感想だ。沈黙を守り続ける佐村河内氏に対し、メディアは新垣氏側からの情報を私たち、世間に提供し続けた。それが本当かどうかということは誰にもわからない。しかし、ある視点から見た「真実」であることは確かなのだと思う。そう、私が『FAKE』を観て感じたことも、森達也監督によって描かれた一つの視点から見たことにしかすぎないのかもしれない。

その前提はありながらも、非常に面白い作品だった。メディアに露出しなかった佐村河内氏が、何を考え生きているのか、やはり見たかったのだ。森達也の「視点」はそんな僕らの欲求に答えるかのように、彼らしい問いを投げかける。ラスト12分間だけではなく、一つ一つのカットまで刮目して欲しい。この『FAKE』にアナタは一体何を感じるのか。「虚構」か「夫婦の愛」かそれとも――。それはぜひアナタ自身の目で感じて欲しい。(光)

ゲストの紹介

武田 砂鉄 氏

Takeda Satetsu

1982年生まれ。ライター。東京都出身。大学卒業後、出版社で主に時事問題・ノンフィクション本の編集に携わり、2014年からフリー。15年、「紋切型社会――言葉で固まる現代を解きほぐす」で、第25回「Bunkamuraドゥマゴ文学賞」を受賞。16年、第9回「(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞」を受賞。近刊に「芸能人寛容論」がある。「cakes」「文學界」「VERY」「SPUR」「Quick Japan」「暮しの手帖」「SPA!」などで連載を持ち、インタヴュー、書籍構成なども手がけている。

プログラム一覧

11/19[土] パルテノン多摩大ホール
授賞式
11/19[土] パルテノン多摩小ホール
オープニング
11/19[土] パルテノン多摩小ホール
11/20[日] パルテノン多摩小ホール
松岡茉優氏、佐藤貴博プロデューサー
11/20[日] パルテノン多摩小ホール
向井秀徳氏、真利子哲也監督、森直人氏(映画ライター)
11/23[祝・水] パルテノン多摩小ホール
11/23[祝・水] パルテノン多摩小ホール
中川龍太郎監督の舞台挨拶有り
11/26[土] パルテノン多摩小ホール
11/26[土] パルテノン多摩小ホール
11/19[土] ベルブホール
11/20[日] ベルブホール
エルザ・シャルビ氏(ブリィヴ映画祭ディレクター)、ユベール・ヴィエル監督、岡本英之氏(プロデューサー)
11/20[日] ベルブホール
マチュー・オルレアン氏(シネマテーク・フランセーズ)
11/22[火] ベルブホール
11/22[火] ベルブホール
11/23[祝・水] ベルブホール
矢崎仁司監督
11/23[祝・水] ベルブホール
杉本拓氏(ギタリスト・作曲家)、鈴木卓爾監督、黒川幸則監督他
11/24[木] ベルブホール
11/24[木] ベルブホール
11/25[金] ベルブホール
11/25[金] ベルブホール
11/26[土] ベルブホール
大橋裕之氏(漫画家)、神田松之丞氏(講談師)
11/26[土] ベルブホール
安川有果監督、渡辺真起子氏(女優)、月永理絵氏(「映画横丁」編集人)
11/27[日] ベルブホール
菊地成孔氏(音楽家)、韓東賢(ハン・トンヒョン)氏(社会学者)
11/27[日] ベルブホール
前田司郎監督、岡田徹氏(ムーンライダーズ)、松永良平氏(ライター)
11/26[土] ヴィータホール
中野量太監督、星野秀樹プロデューサー
授賞式
11/27[日] ヴィータホール
福島香織氏(フリージャーナリスト)
11/27[日] ヴィータホール
11/27[日] ヴィータホール
武田砂鉄氏(ライター)