1981年、アイルランドの田舎町。大家族の中でひとり静かに暮らす9歳の少女コットは、赤ちゃんが生まれるまでの夏休みを遠い親戚夫婦のキンセラ家のもとで過ごすことに。寡黙なコットを優しく迎え入れるアイリンに髪を梳かしてもらったり、口下手で不器用ながら妻・アイリンを気遣うショーンと子牛の世話を手伝ったり、2人の温かな愛情をたっぷりと受け、一つひとつの生活を丁寧に過ごしていくうち、はじめは戸惑っていたコットの心境にも変化が訪れる。緑豊かな農場での暮らしに、今まで経験したことのなかった生きる喜びに包まれ、自分の居場所を見出すコット。いつしか本当の家族のようにかけがえのない時間を3人で重ねていく―。(公式サイトより)
監督・脚本:コルム・バレード
プロデューサー:クリオナ・ニ・クルーリー
撮影:ケイト・マッカラ
音楽:スティーブン・レニックス
出演:キャリー・クロウリー、アンドリュー・ベネット、キャサリン・クリンチ、マイケル・パトリック
原題:『An Cailín Ciúin』/英題:『The Quiet Girl』
原作:クレア・キーガン「Foster」
2022年/アイルランド/95分/アイルランド語、英語
配給・宣伝:フラッグ
© Inscéal 2022
上映②の後に社会福祉法人こばと会理事長の元井由隆さん。上映③の後に映画評論家、ジャーナリストの大森さわこさんを迎えてトークを行います。
1968年生まれ。1991年日本社会事業大学卒業。1993年よりこばと第一保育園に入職。2006年あおぞら保育園初代園長に就任。2016年より現職。2005年頃より日本能率協会を招いてコンサルティングを通した保育、職員能力の向上に向けた活動を20年近く継続。客観的視点が職員一人一人のわだかまりの元である経験則を打ち破り、豊かな人間関係を形成するエンジンとなることを実践。そしてそのことが、子どもの育ちに大きく貢献していくこと、また、大人自身の成長につながっていることを実感している。
長年、映画の評論・取材・翻訳の仕事を担当。劇場の歴史を追った著書『ミニシアター再訪(リビジテッド) 都市と映画の物語 1980―2023』(アルテス・パブリッシング)は2024年日本映画ペンクラブ賞受賞、書店員が選ぶノンフィクション大賞候補、キネマ旬報・映画本大賞(第2位)。その他の著作に「ロスト・シネマ」(河出書房新社)他、訳書に「ウディ・オン・アレン」(キネマ旬報社)他。英国映画に詳しく、キングストン大学(ロンドン)のケン・ラッセル学会員。エディンバラ大学出版局のラッセルやリンゼイ・アンダーソンの研究書にも寄稿。
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