「キリクと魔女」上映会

「キリクと魔女」

〜色彩美を極めたミッシェル・オスロが贈る愛と赦しのアフリカ寓話〜

〜スタジオジブリ第1回洋画アニメーション提供作品〜

 
キリクと魔女
 
 『キリクと魔女』は1998年のフランス・ベルギー・ルクセンブルグの作品。海外で世界的な評価(1*)を得た作品で、国内では高畑勲監督が翻訳と演出を担当しスタジオジブリの第1回洋画アニメーション作品として2003年に公開されました。日本語吹替え版では、キリク役の声優として『ハウルの動く城』の神木隆之介、魔女役には浅野温子がキャスティングされています。本作品の魅力は、小さな主人公キリクが『どうして魔女カラバは意地悪なの?』という台詞に代表される『なぜ? どうして?』という大きな好奇心を持って果敢に行動する姿です。大人が失った純粋な力を持って、強大な魔女に立ち向かう姿に大きな感動をおぼえます。そして、本作品の監督ミッシェル・オスロが生み出すアフリカをモチーフにした極際・エネルギッシュ・繊細なアフリカ神話の世界と、セネガルポップの大御所ユッスー・ンドゥールが手がけるアフリカの伝統音楽が融合した映像は見逃すことができません。
 本機会にて、壮大で美麗なアフリカ神話の世界を親子で鑑賞して欲しいと考えています。

(1*) 2000年アレ キノ!国際映画祭(ポーランド)/銀山羊賞(最優秀アニメーション賞)受賞, 1999年アヌシー国際アニメーション映画祭(フランス)/グランプリ(最優秀長編アニメーション賞)受賞, 1999年シカゴ国際児童映画祭(アメリカ)/長編劇場・ビデオアニメーション部門 成人審査員賞・児童審査員賞受賞, 2000年モントリオール国際児童映画祭(カナダ)/長編部門 審査員特別賞受賞, 1999年オウル国際児童映画祭(フィンランド)/C.I.F.E.J賞受賞

[参考情報]
 http://www.albatros-film.com/movie/kirikou/index.html
 
■原作/脚本/監督 ミッシェル・オスロ
 
1943年、フランス生まれ。幼少時代をギニアで過ごす。パリの国立装飾芸術学校、ロサンゼルスのカリフォルニア芸術学院にて学ぶ。伝統的なアニメーション技法に加え、切り絵/影絵/漫画のエッセンスを取り入れた多才な短編アニメやテレビアニメを作り出す。また、日本にも造詣が深く、1970年に日本に滞在した際には墨絵を学び、葛飾北斎を師匠の1人として挙げている。氏の作品の特徴は、人々の姿、情熱、戯れ、そして美が溢れていることである。代表作として、初の長編アニメーション映画『キリクと魔女』。『3人の発明家』、『王子と王女』があり、世界的な著名な作家であり、ASIFA(国際アニメーション映画協会)の会長に2度(1994/1997年)選出された経歴をもつ。
 
■日時・会場■
 
2007年5月13日(日)

会場:ベルブホール(多摩市永山公民館)
(ベルブ永山5F・京王・小田急線永山駅下車徒歩2分)
 
■入場料■
 
前売:大人: 900円
当日:大人:1000円 こども:500円
(大人は高校生以上、こどもは4歳〜中学生)
 
■チケット販売■(4月20日(金)から販売)
 
ベルブ永山(休館日・祝日を除く午前9時〜午後5時)
ときわ書房聖蹟桜ヶ丘店(聖蹟桜ヶ丘オーパ5F)
 
■スケジュール■
 
11:30-12:45 第1回上映
14:30-15:45 第2回上映
16:30-17:45 第3回上映
18:30-19:45 第4回上映
 
*開場は各回上映開始の15分前
 
主催:TAMA映画フォーラム実行委員会
問い合わせ:TAMA映画フォーラム実行委員会事務局
TEL:080-5450-7204(直通)、042-337-6661 (多摩市立永山公民館内)
E-mail: event_at_tamaeiga.org(_at_を@に変えてお送りください)