1970年生まれ、愛知県出身。現在は東京在住。おもな作品に『100匹目のサル」』『笑う胃袋』『イマジナリーライン』『梅心中』『SEXTET』など。『笑う胃袋(2004年完成版)』で第5回TAMA NEW WAVEグランプリ受賞の他、みちのく国際ミステリー映画祭オフシアター部門グランプリ、Asian International Film Festivalグランプリ、釜山アジア短篇映画祭など多数の映画祭で入選。また近作がフランクフルト、パリ、バルセロナ、チューリッヒなどで巡回上映されている。
[メッセージ]
このたび貴映画祭が15回目の節目を迎えられたとのこと、おめでとうございます。思えばちょうど一年前にTAMA NEW WAVEグランプリを頂戴いたしましてから、拙作の特集上映に引き続き、このたびは短篇映画制作の機会までも与えていただいたこと、大きな驚きと感謝の気持ちで受け止めております。これほどまでに受賞作家に手厚い映画祭を私は他に知りません。
さて正直申しまして、本稿執筆の時点ではまだ、この作品の編集作業に着手したばかりであります。しかしながら、2の線と3の線の間を自在に往還する田中哲司さんの演技の幅の妙、小学校の学芸会を除けばこれが初めての芝居だという菜摘りおの瑞々しくも妖艶な存在感、昨年のTAMA NEW WAVEにてベストキャラクター賞を受賞した延堂庸子の爽やかさ、そして、ただそこにいるだけでもおかしみ溢れる藤崎卓也さんの怪演と、なかなかに絶妙なハーモニーになっているのではないかと思いますし、また、少数精鋭のスタッフ陣の働きにより、きわめて準備期間が短かったのが嘘みたいに円滑に、質の高い撮影が行われました。感謝を申し上げます。