●【第21回映画祭TCF】[レポート] 11/20(日)ヴィータホール「第12回TAMA NEW WAVE」

↑ ゲスト審査員:山崎裕氏と、ノミネート7監督
[後列左から] 日原進太郎監督、山崎裕氏、平波亘監督
[中列左から] 頃安祐良監督、河野ジベ太監督、杉田愉監督
[前列左から] 天野千尋監督、堀内博志監督
第21回映画祭TAMA CINEMA FORUM、11月20日(日)ヴィータホールで開催した「第12回TAMA NEW WAVEコンペティション ノミネート7作品一挙上映&グランプリ発表!!」は、ノミネート7作品の上映をはじめ長丁場となりましたが、公募枠いっぱいに申込みいただいた一般審査員のみなさんをはじめ、多くの方々のご協力により無事にプログラムを終えることができました。ありがとうございました。
当日、一般審査員、実行委員会、ゲスト審査員の山崎裕氏(監督・カメラマン)の投票・審査結果によりグランプリ、特別賞、ベスト男優賞、ベスト女優賞を決定し、授賞式を行いました。
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↑ ゲスト審査員:山崎裕氏とノミネート7監督トークの様子(写真クリックで拡大)
【第12回TAMA NEW WAVE受賞結果】
☆グランプリ☆
『私の悲しみ』 堀内博志監督

『私の悲しみ』[93分/監督:堀内博志]
――東京に暮らす主婦は深い悲しみを抱えていた。妻から逃げるようにある場所へと向かう夫。――あるミュージシャンの前に、弟が彼女を連れて現れた。――あるOLは付き合っている男に不安を募らせていた。そこへ一人の女がやって来る…。14人の登場人物が複雑に交差し浮き彫りになっていく、それぞれの「悲しみ」。それらが不器用に絡み合いながらも、やがて姿を変えていく……。
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☆特別賞☆
『キユミの詩集 サユルの刺繍』 杉田愉監督
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↑ 『キユミの詩集 サユルの刺繍』チーム(写真クリックで拡大)

『キユミの詩集 サユルの刺繍』[30分/監督:杉田愉]
キユミにとって詩を書く事は「枯れた枝に落ち葉を付けるようなもの」らしい。「決して水はやらずに、花が咲くのも期待せず、本来あった場所にそっと戻してあげる」ように言葉を置くのだそうだ。キユミがひとつ詩を書くたびに友人のサユルは虹色の詩集ノートを包むカバーに葉の刺繍を施している。
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↑ [左から] グランプリの堀内博志監督、特別賞の杉田愉監督(写真クリックで拡大)
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☆ベスト男優賞☆
松雪オラキオ (『春夏秋冬くるぐる』)
☆女優賞☆
よこえとも子 (『私の悲しみ』)
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↑ [左から] 松雪オラキオ氏、よこえとも子氏(写真クリックで拡大)
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★受賞者のコメント
グランプリ・堀内博志監督
キャスティングをしてから脚本を書き、撮影では極寒のなか14人のキャストのみなさんに頑張ってもらいました。悲しい作品をつくろうとしたのではなく、みなさんに楽しんでいただけるものをつくろうと思っていました。ありがとうございました。
特別賞・杉田愉監督
「学生時代を過ごした思い出の地(聖蹟桜ヶ丘)にこうして来られたことが幸せです」
「いつかこの地で作品をつくってみたいと思います」
ベスト男優賞・松雪オラキオ氏
「普段やっていることとは違う静かな作品に監督から声をかけられて……」
「賞をいただけて嬉しいです」
ベスト女優賞・よこえとも子氏
「(受賞について)想像もしていないことでしたが、とても嬉しいです」
「監督が自由に泳がせてくれる作品でした。ありがとうございました」
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↑ 関係者のみなさん、実行委員も含めて記念撮影(写真クリックで拡大)
熱気に包まれた会場では、次々と各作品への感想やメッセージが聞こえてきました。
「なんて面白い作品だろうと衝撃をうけました」、「男娼・イムはじめ、舞台挨拶に登場したキャストの美しさにうっとり!!」(『アイネクライネ・ナハトムジーク』)。「2才になった赤ちゃんも登壇!! 河野ジベ太監督の方言にも惹きつけられた舞台挨拶でした」、「スクリーンに大きく映し出された岩手の自然豊かな風景が美しかった」(『めぐり来て待たず』)。「ハマカワフミエという魅力的な女優に出会えて感激!!」(『想いは壁を通り抜けて、好きな人に逢いに行く』)。「カッコいい~」とキャストに黄色い声、上映後に「めちゃめちゃ面白かった~」と話す声があちらこちらで(『春夏秋冬くるぐる』)。「サユル4部作の説明を聞いて感動!!」、「なかなか出会えない作品で、これからも注目したい」(『キユミの詩集 サユルの刺繍』)。「キャスト10人と監督の登壇は圧巻」(『私の悲しみ』)。「兄妹愛をよく描いていて、印象に残った」(『チョキン堪忍袋』)。
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【ノミネート7作品紹介】

『アイネクライネ・ナハトムジーク』
[74分/監督:平波亘]
ある夜の町で、娼婦アムは異邦人リックと出会う。すぐにリックを客として虜にすることに成功したアムだったが、ホテルに現れた実の兄である男娼イムにリックを寝盗られてしまう。その夜からこの歪んだ兄妹の確執は、周囲の人間たちを巻き込んで取り返しのつかない事態へと発展していく……。小さな田舎町を舞台に繰り広げられる歪で愚かな無国籍風愛憎劇。
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『めぐり来て待たず』
[55分/監督:河野ジベ太]
舞台は小さな農村。ヨウイチは農家の長男。父、姉とその赤ちゃんと暮らしている。父はヨウイチに農業を継がせたいと思っている。しかし高齢化した農村で悶々とするヨウイチ。そんな中で姉が、出会いの無いヨウイチのために合コンをセッティングする。小規模農家の農業後継者をめぐる葛藤を描いた映画です。
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『想いは壁を通り抜けて、好きな人に逢いに行く』
[55分/監督:頃安祐良]
高校2年生の聡は塾のアルバイト講師の大学生、美由紀に恋をしている。 美由紀は毎日体のどこかにアザを作って教室にやってくる。彼氏に暴力を振るわれているのではないかと疑う聡は、美由紀に告げる「次の模試で100点取ったら先生を助けていいですか?」と。美由紀を想い猛勉強を開始する聡。彼氏を想う美由紀。そして聡を想う韓国人留学生のイ・ソンリ。 3つの「愛」が暴走する。
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『春夏秋冬くるぐる』
[45分/監督:日原進太郎]
木造ボロアパートに住む、大学四年生のおさむ。彼の部屋には、映画研究会の仲間が毎日の様に集う。変わり映えがなく、ただ何となく過ぎて行く日々。しかし、卒業が近づくにつれ、少しずつ何かが変わり始めた。季節が巡るとともに、岐路に立たされた彼らの想いや戸惑いが和室六畳の部屋の中でぐるぐると渦を巻く。
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『キユミの詩集 サユルの刺繍』
[30分/監督:杉田愉]
キユミにとって詩を書く事は「枯れた枝に落ち葉を付けるようなもの」らしい。「決して水はやらずに、花が咲くのも期待せず、本来あった場所にそっと戻してあげる」ように言葉を置くのだそうだ。キユミがひとつ詩を書くたびに友人のサユルは虹色の詩集ノートを包むカバーに葉の刺繍を施している。
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『私の悲しみ』
[93分/監督:堀内博志]
――東京に暮らす主婦は深い悲しみを抱えていた。妻から逃げるようにある場所へと向かう夫。――あるミュージシャンの前に、弟が彼女を連れて現れた。――あるOLは付き合っている男に不安を募らせていた。そこへ一人の女がやって来る…。14人の登場人物が複雑に交差し浮き彫りになっていく、それぞれの「悲しみ」。それらが不器用に絡み合いながらも、やがて姿を変えていく……。
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『チョキン堪忍袋』
[33分/監督:天野千尋]
自分を犠牲にし、引きこもりの兄の面倒を見るしっかり者の妹。毎日の食事の支度から、着替えや髪の毛の手入れまで、母親のように世話を焼く。ところがある時、美容師の女性との出会いをきっかけに、それまで自分の庇護の下にいた兄が、少しずつ外に目を向けるようになると、にわかに心にさざ波が立ち始める。そして妹の理性は、やがて嫉妬心に支配されていき――。
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