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【2011/3/14 0:25追記】
『ビルマVJ 消された革命』
上映会中止のお知らせ
2011年3月19日(土)に開催予定で皆さまに告知しておりました『ビルマVJ 消された革命』上映会は、東北地方太平洋沖地震の影響で会場のベルブホール(多摩市立永山公民館)使用の見通しが現時点で不透明なため、中止いたします。
なお、販売済み前売券の払戻しについて等、お問い合わせは下記までお願いいたします。
TAMA映画フォーラム実行委員会
電話:080-5450-7204(事務局直通)
042-337-6661 (公民館代表)
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<ビデオを撮る>
もう10年前のことになる。私は中東某国の国境近い町にある大学に滞在していた。キャンパス内のお花畑が花をつけてきれいだった。そこでビデオカメラを持ち出してお花畑や建物の撮影していた。
そこへ学生とおぼしき若者が3人やってきて、ちょっと来てほしいと大学の通用門からすこし離れた建物に連れていかれた。住民がごったがえす中をぬけ、とある部屋に案内された。そこで私服の人に尋ねられた。何のために来て、何を撮っていたのかと……。
そこでやっと私は気がついた。スパイの嫌疑をかけられていることを……。
私は一生懸命説明した。日本から派遣されてこの町の大学にやってきたこと。そして何をしているのかを。簡単に聞きとりを終えた尋問官は、とりあげたビデオテープを巻きもどし、チェックしていた。そして、それを持って部屋を出ていった。それ以上の尋問はなかった。ただいっと待つだけだった。
何のために取り調べられたのか。大学の内外の撮影で何の問題があるのか?
しかし、私は誰にも連絡をとることが許されず、伝えられなかった。
その日の夕方遅く、帰ってよいといわれ帰途についた。大学に戻り、カウンターパートの教師に文句をいった。カウンターパートは、私の身元その他の確認があったと伝えてくれた。あとで、私を連れ出した学生は国の組織に何らかの形で属しているらしいことを知った。その筋に外国人が無闇やたらに撮影しているとの通報があったのであろう。家庭用であれ、ビデオ撮影するということは警戒心を呼びさますらしい。ビデオテープをチェックして何も問題となるものが撮られていないということで釈放されたと思われる。

(c)2008 Magic Hour Films
ビデオは権力者側にとっても、反抗する者にとっても武器に近い道具なのだ。
『ビルマVJ 消された革命』を観て、禁止をかいくぐって撮影することのこわさをあらためて思い起こした。ゆがんだ映像、ぼんやりとした対象、決して観やすい画ではない。しかし緊迫感は伝わってくる。
友好国の人間であっても、撮られたくないものが必ずある。ましてや、反抗する側に対してはなおさらのこと取り締まりも厳しくなる。
『ビルマVJ 消された革命』を観ながら、危険を冒して撮影する勇気に感心はしても、私にはビデオカメラを手にする勇気はないだろうなと思った。
日本では、多くの場所にビデオカメラが設置され、それによる犯罪の摘発が行われていて、撮影されていることへの抵抗感が比較的少ないのかもしれぬ。『ビルマVJ 消された革命』に収められている映像は、反体制側の人々による、厳戒体制でのビルマの状況を世界の人びとに知らせようとする狙いをもっている。
立場による違いはあれ、ビデオは武器なのだ。ビデオカメラを手にするときには、良い悪いは別にして、収められる映像の持つ力を自覚しなければならない。
私は、ビデオを撮ることに臆病になった。(MZN)

(c)2008 Magic Hour Films
TAMA映画フォーラム実行委員会/特別上映
『ビルマVJ 消された革命』(アンダース・オステガルド監督)
■開催日・会場
2011年3月19日(土)
会場:ベルブホール(多摩市永山公民館)
(ベルブ永山5F・京王・小田急線永山駅下車徒歩2分)
■上映スケジュール
11:00―12:25 第1回上映
13:00―14:25 第2回上映
14:25―15:20 ゲストトーク ゲスト:ピオ・デミリア氏(予定)
16:00―17:25 第3回上映
18:00―19:25 第4回上映
*スケジュールは変更になる場合があります。
*開場は各回上映開始の15分前です。
*トークはチケット半券提示で入場できます。
*トークの開場は第2回上映終了後です。(第2回上映ご鑑賞のお客様はそのままご参加いただけます)
*集中混雑時は整理券配布および入場制限を行なう場合があります。
■チケット料金
前売:大人:1,000円
当日:大人:1,200円 こども:500円
(大人は中学生以上、こどもは4歳~12歳(小学生まで)・当日券のみ)
■チケット販売
ベルブ永山(休館日・祝日を除く午前9時~午後5時)
多摩市役所売店「ひまわり」
聖蹟桜ヶ丘ヴィータ7階「喫茶風」
多摩センター「福祉ショップきずな」
■インターネット予約
コチラのフォームに必要事項を記入し送信してください。
*チケットの予約をしていただいた方は、当日受付で前売券価格にてチケットの受渡し・精算とさせていただきます(全席自由・入替制。上映回の指定は不要です)。予約は上映会前日までの受付となります。
*お申し込み後、「送信内容のコピーをE-Mailで受信する」をチェックしたのにメールが届かない、または3日以上過ぎても受付連絡がない場合はメールアドレスの誤記などが考えられます。
■ゲスト情報
[ピオ・デミリア氏 プロフィール]
イタリア・ローマ生まれ。イタリアの新聞社特派員などを経て現在はイタリアのテレビ局・SKY TG24極東特派員。アウンサンスーチーさんへのインタビューの様子や、2007年のデモ後のビルマの姿、昨年11月のスーチーさん解放後の最新情報を紹介予定。
■作品情報
◎『ビルマVJ 消された革命』予告編
軍事独裁政権によって外国人ジャーナリストの入国が厳しく制限されているビルマ。それにも関わらず、世界中のニュースが2007年の反政府デモの様子を報じることができたのはなぜか? その裏には、拷問や投獄のリスクをかえりみず、情報を発信し続ける<ビルマ民主の声>のVJたちの命がけの活動がある。小型ハンディカムで撮影された映像は密かに国外へ送られ、無償で国際的なメディアに配信される。
豪雨の中、自宅軟禁中のアウンサン・スーチー氏を訪ねるデモ隊の姿や国軍兵士によって日本人ジャーナリスト長井健司氏が故意に射殺される瞬間を世界中に配信したのも彼らだった。バラバラに分断されていく彼らの現在は、いまだ死と隣り合わせの状態。そんななか、映像の力によって閉ざされた自国の未来を切り拓こうとする若者たち――。ジャーナリズム精神を体現する彼らの活動は、いまこの瞬間も続いている。
■主催
TAMA映画フォーラム実行委員会
http://www.tamaeiga.org/
特別上映会『ビルマVJ 消された革命』ページはコチラ