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2006年09月24日

●沢尻エリカ映画初主演作「オトシモノ」試写会感想

「沢尻エリカ映画初主演作!」
ドラマで何度も主演し、映画でも度々その存在感を示してきた彼女だが、意外にもそうなのだ。
共演は若槻千夏と小栗旬。

この映画はオトシモノに絡んだホラー映画である。
ビデオや携帯などに結び付けられた日本のホラーだが、今回は落し物ときた。
確かにこれは題材としては「あり」だろう。
しかし、それだけでは他のJホラーと差別化ははかれない。
「着信アリ」が「FINAL」で「転送すれば死なない」という新機軸を打ち出したように、この映画は他のJホラーとどのように差別をはかってゆくのか。
それとも単なる亜流のひとつに過ぎないのか・・・。
それがこの映画の焦点のひとつだと思ってみていた。

心臓の弱い母を持つ奈々(沢尻エリカ)はまだ小さい妹と毎日のように病院へ見舞いに行っていた。
ある日、妹の友達の男の子が「僕これを拾っちゃったから死ぬんだって・・・」という奇妙な言葉を残して行方不明となる。
その男の子が拾ったのが定期券だった。
そして、妹がそれと同じ「青沼八重子」という女性の名前が書かれた定期を持っているのを知り奈々は動揺する。
案の定、妹は突如失踪してしまった・・・。

同じく落し物のリングに悩まされていたクラスメイトの香苗。
「幽霊を見た」と言い電車を何度もストップさせてしまったために運転手から離れて落し物係りにさせられていた俊一。
警察が動いてくれないため、彼らと共に奈々はこの怪事件に挑むことになるのだった。


というのが前半から中盤にかけてのストーリー。
最初に失踪した男の子が異様な目つきで帰ってきて母親を襲ったり、鉄道のトンネルに「青沼八重子」と絡む何らかの秘密が隠されているということが分かったり。
ホラーと謎解きという「リング」以来のJホラーの定石どおりに映画は進んでゆく。


中盤を過ぎて、事件の謎を追う香苗の前に、謎の女性が現れる。
杉本彩演じるその女性があまりに怖すぎる!
別にそれが幽霊だとか怪物だというわけではないのだが、杉本彩存在と演技が怖い。
これは特筆ものだ。

しかし、どこまでいっても話は今までのJホラーの範疇を出ない。
クライマックスへ向けて、俊一が運転する電車に乗って問題のトンネルへ謎を探りに行く。
そこでついに遭遇する「青沼八重子」!!
しかし事件はそこで終わらない。
そこまではまだJホラーの範疇だ。予測できる範囲である。

所詮この映画も人気若手女優を起用しただけの話題先行の二番煎じか、と思っていた。
しかし、しかし・・・。
最後にキターッ!!!

これは今までのJホラーにはなかったパターンだ!
というか、Jホラーを飛び出したら洋画のホラーに辿り着いたという感じだ!
日本のホラーは趣きとか雰囲気を大事にするのでこの手のパターンはあまりないのだが。
Jホラーと思っていたらいきなり「ディセンド」なのでビックリした!


クライマックスでも活躍しない小栗旬。
役に立ってないなあ、と思ってたら、最後の最後にやってくれました!!
素敵な映像を見せてくれます。


最後の方はかなりの底抜け感があって堪能できた。

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