●「マイアミ・バイス」試写会感想
9月2日公開の「マイアミ・バイス」を試写会で見てきました。
「ヒート」「コラテラル」のマイケル・マンが監督。主演は「S.W.A.T」「フォーン・ブース」のコリン・ファレルと「Ray/レイ」でアカデミーを受賞したジェイミー・フォックス。
さて、さて、この顔ぶれでどんな映画が出来上がったのか!
全米初登場1位を獲得したわりには前評判が悪いこの作品。
実際の映画のデキは・・・。
酷い!
何が酷いって、編集が明らかにおかしいのです。
最初男がトラックに轢かれるシーンが出てくるのですが、見てて最初は車に轢かれたってのがよくわからなくて「アレ?」と思ってしまいました。
他にも、通常はステディカムでスムーズな映像を撮っているのですが、銃撃戦とか事故のシーンとかはわざと手振れの映像にしてます。
それ自体は良くある手かと思うけど、その手振れの映像が対象物をちゃんと捕らえていないのです!
夜の工場のシーンでは暗すぎて何が何だかよく見えないし、逆に夜空の雲を撮ったシーンでは明るすぎてザラザラし過ぎ。
なんだ、このプロが撮ったと思えない映像の数々は!!
コン・リーが出てくるのですが、「よりにもよってなんでこの映画に」と思ってみていたのですが、とにかくコリン・ファレルと絡む、絡む。
良いのか、こんな安売りして!
麻薬組織に潜入操作するのがこの映画のストーリーなのですが、最初FBIに「情報が漏れているが、お前らは面が割れていない」と言われ「お前たちが捜査に参加していることは秘密だ」ということで極秘捜査に参加する。
でも、その後すぐに刑事の同僚たちが助っ人で参加してるのはどういうわけ?!
また、「情報がどこかから漏れている」ということでFBIから漏れていることまでは判明して、それがクライマックスにつながるのかと思いきや、伏線だけ張って投げっぱなし!未解決!
ここまでやってくれると、見てて何だか爽快になってきた。
これは普通に見てはいけない映画です。
そう、シベ超1作目を見るような感覚で、常に突っ込みを入れるところを探しながら見ましょう!
最後に誰か死んだりして盛り上げてくれるのかと思いきや、普通に適当なハッピーエンドで終わるこの安心感。
見終わったら友達たちと突っ込み入れながらワイワイ楽しもう。
タランティーノのように計算して面白映画を撮る人もいるけど、マイケル・マンは単に仕事としてナチュラルに撮ってるだけだ。
ナチュラル(天然)のマイケル・マン監督、最高!