NEW EIGA WORKSHOP 2002

NEW EIGA WORKSHOP 2002


NEW EIGA WORKSHOP 2002 活動レポート


第9回映画祭より、映画を見せるという視点から“創る”という視点に立って始まった企画「NEW EIGA WORKSHOP」は、昨年の第12回映画祭で4回目を迎えることとなりました。

昨年開催された「NEW EIGA WORKSHOP 2002」は、前年に引き続き映画監督の矢崎仁司さんを講師に、更に編集講師として山本希平さんをお招きし、“映画を作ることを楽しもう”というモットーを掲げ約三ヶ月間の活動をしてきました。その様子をワークショップスタッフがレポートします!

・ 2002年9月7日(土) 初回ガイダンス ・

ベルブ永山の講座室にて24名の受講生と講師陣、スタッフの初顔合わせ。
これからワークショップをどのように進めていくのか、どのようなワークショップにしていきたいか、皆で話し合いました。
そして矢崎仁司監督「花を摘む少女と虫を殺す少女」のメイキングビデオも上映。
映画はどのように作られていくのかというのをプロの映画監督より教えてもらえるのは、なかなかない機会の為、受講生の目は真剣そのもの。
夕方には懇親会、二次会と、受講生は初対面でもすぐに意気投合。


・ 2002年9月14日(土) 企画発表会 ・

各自の企画書という原石をダイヤモンドにするべく、講師・受講生たちで意見交換。
六時間を越える企画会となり、終盤には疲労感も漂いましたが、受講生たちは次段階のシナリオ作りにさらなる意欲を湧かせているようでした。
憧れの講師とはもちろん、同じ志を持つ「仲間」と顔を突き合わせて語り合っている受講生達には、スタッフも益々意欲が高められます。


・ 2002年10月5日(土) シナリオ選定、グループ決め ・

前もって提出してもらったシナリオのプレゼンテーションから始め、受講生たち自身の投票でそこから3本の作品を選出。
この時の投票はどれも接戦で、皆どきどき。
これでいよいよ映画作りが本格的に始まります!
さっそくロケハンに出掛ける班あり、スケジュールを詰める班あり。
受講生の皆さんの生き生きとした表情が印象的でした。
私たちスタッフもどんな映画が生まれるのか、とても楽しみなのでした。


・ 2002年10月~11月 各班撮影 ・
タケウチ監督『片付けられない女』撮影中
グループ全員で短期間にも拘わらず脚本を練りに練って、念願の撮影!
納得のいくロケ地も決まり、機材も調達。
ストッキングを使用した手作りの風防(録音の際に余計な音が入らないようにマイクを加工するのです)は、既成の風防よりもイイ!と大好評。
メンバーの家で合宿状態で撮影をした班は、家族の様な仲になっていたようです。


・ 2002年11月 編集 ・
デジタルムービー工作室にて、神谷監督・山本講師と編集中
各班数日間にわたり、一昼夜かけて編集作業を行いました。
撮影カットを見て一喜一憂しながらの作業。
葛藤と苦悩の末、完成した作品を見た時、各監督言葉にできないくらいの感動を覚えたと思います。
「編集によって、また新たな作品を作るという気持ちで」というのは矢崎講師のお言葉。
編集によって本当の意味で「作品」となっていくのを目の当たりにしました。
全ての班に編集作業を行っていただいた山本講師、本当にありがとうございました。


・ 2002年11月30日(土) 成果発表会 ・
矢崎講師よりアドバイス
映画祭期間中に設けられた発表会。本ワークショップを開講させて約3ヶ月。
集大成となるべきこの日、取り組まれた作品3本を上映することができました。
一作一作について、その場を共有した人全員の意見や感想を丁寧に汲み取りながらの、講師による講評がなされていきます。
今日のこの会そして、本ワークショップを経験した受講者各自の想いが、今後の作品づくりへより一層強く向かっていくことを期待してやみません。


【完成した3作品】

『HOPE』山本真美監督

『真空地帯』神谷準一監督

『片付けられない女』タケウチヤスコ監督




矢崎講師、山本講師、スタッフで手探りの状態から始めたこのNEW EIGA WORKSHOPですが、4回目の今回はスムーズとは言えずとも、実りのあるワークショップとなりました。
初めて映画作りを体験した受講生達は、期間中驚くべき集中力で平均30分の作品を作り上げました。
映画作りのルールというものに囚われず、“映画作りを楽しむ”ことを皆が思って取り組んでいるこの企画から、未来の映画人が誕生することを願って、スタッフ一同尽力しています。


 スタッフより ~NEW EIGA WORKSHOP 2002を終えて~ 


運営をしている私達スタッフが、受講生に励まされることがしばしば。
次回も意欲ある受講生が集まることを願って頑張ります。(嶋崎朋美)

同じ目的をもって集まる受講者の皆さんのただならぬ濃密度な活動期間にお付き合いできたことが何より光栄です。(塚脇久美子)

「ものをつくる」力ってやっぱりすごい。このワークショップが少しでもその手助けになればなあ、と思います。(下村綾子)

作品を創る過程に立ちあうことができて本当によかったと感じた活動でした。
これからも創る楽しさを忘れず頑張って欲しいです!(浜崎裕子)