INDIES in TAMA Vol.6

INDIES in TAMA Vol.6  1999.5.30(SUN)14:00~

It's ドキュメンタリー・ドラマ
~日常の中の非日常~
「ドキュメンタリー・タッチ」という手法は今やあたりまえのものとして私たち映画観客の中にある。
それは過剰なまでのTVドラマやハリウッド映画の演出、及びその反動としての難解で前衛たらんとする 実験映画の有り様を乗り越えたものとして。
 今回のINDIES in TAMAでは、そんな「ドキュメント」な手法を内なる生理的なもの として映画を撮り続けている2人の作家の上映会です。
はたして彼らの作品&トークから我々の日常はドラマ化されるか?
大嶋 拓(おおしま たく)監督プロフィール
 1963年東京生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。「仮面ライダー」に影響されて小学 3年の時から8ミリを回しはじめる。77年、脚本で参加した「ひとかけらの青春」が第1回のPFFに入選。88年にも「ドコニイルノ?」がPFFのグランプリノミネートに。93年、初の劇場用長篇映画「カナカナ」を製作。海外の国際映画祭に招待され、大きな反響を呼ぶ。国内の公開でも若い観客を中心に共感を集め、96年の日本映画製作者協会フェスティバルの新人部門、ベスト3作品に選ばれる。新作映画「火星のわが家」が今秋公開予定。
岩橋 直哉(いわはし なおや)監督プロフィール
 1967年大阪生まれ。明治大学文学部卒業。「怪奇大作戦」を見て映画を志し、先輩の制作や東宝 の大道具などの現場を経験する。大学卒業後、アルバイトをしながら自主映画を製作しはじめる。今回上映する「夜・りんご・コインランドリー」は、当時のイメージフォーラム・フェスティバル上映時にイギリスの映画評論家で国際映画祭ディレクターのT・レインズ(北野武映画の欧米での紹介者として有名)に激賞され、その後、多くの国際映画祭に招待される。最近、初の長篇映画「V.A.B.E.R.O.N」を完成、公開が待たれる。
上映作品
「ドコニイルノ?」
大嶋拓監督(1998年/8ミリ/33分)
'88PFFグランプリノミネート作品。
出演/金久保奈々子
 「おとなになってしまう不安」を胸に18歳の少女はさまよう。砂丘に置かれた赤電話、つぶれた苺、廃屋に咲き乱れる赤いバラ…。それらは彼女の心が流した血の色なのか?
「夜・りんご・コインランドリー」
岩橋直哉監督(1993年/16ミリ/20分)
'94年バンクーバー国際映画祭、'95年シネマテーク・オンタリオ「Japanese Cinema of the Nineties」、'95年ブリスベーン国際映画祭 他招待
出演/木村良彦  サイ・ダルソレ 谷田川さほ 他
 夜のコインランドリーで、コインシャワーの途中で100円玉を切らした大学生はたまたまそこにいたイラン人に100円玉を借りる。お礼に缶ジュースをおごり、言葉が一切通じないままの奇妙な会話のあと、イラン人は歌い、泣き出す。言葉の通じない大学生は黙って彼の肩を抱きしめるのだった…。
「冷ややかな乳白色」
大嶋拓監督(1995年/VTR/38分)
出演/しまだやすゆき 田子かおる
 スピードプリントのカメラ店に勤めながお客の持ちこんだ写真を秘かにコレクションする男、島村。ある日マンガ家志望の少女のフィルムを現像した彼の目に写ったものは…。日常の奥に潜むストーカー的心理を巧みに描き出した問題作。
Time Table
14:00 「ドコニイルノ?」
---- 「夜・りんご・コインランドリー」
---- 「冷ややかな乳白色」
16:00 トーク(岩橋監督+大嶋監督)
   *トーク終了後、監督を囲んでの飲み会。