INDIES in TAMA Vol.19 レポート

真実の先に

〜ひきこもり、パニック障害、強迫性神経症…現代病理と向き合う〜

映画「home」「こぼれる月」上映会

 
今回で19回目となるINDEIS IN TAMAは現代病理と向き合う、という趣旨で映画「home」「こぼれる月」の2本の上映となった。
当日は冷たい雨の中、108人もの方が足を運んでくださった。あらためて現代病といわれるものに対する関心の高さを実感した。

「home」は小林貴裕監督がカメラを持ち、自らの家族と向き合うことで関係性を再構築していく、という作品。あまりに「生」な映像に圧倒される。

「こぼれる月」こちらは坂牧良太監督の実体験をもとにした心を病んでいる「普通人たち」の恋愛映画。何が「普通」で何が「普通じゃない」のか。そもそもこの世界は「普通」なのか? 見終わった後、私たちの中に残るのは漠然とした不安と、消えそうでいて消えない儚い光だ。

「こぼれる月」の坂牧良太監督も来場し、上映終了後にはトークショーも行われた。「こぼれる月」という変わったタイトルの由来や、あまり大きな声では話せないような裏話まで聞くことが出来た。質疑応答では、やはり病気や症状についての質問や相談が多かった。とても印象的だったのは「あくまで僕はこうだった」「僕だったらこうしてほしい」など、その回答がすべての人にとっての「正解」ではないという応えかたをしていらしたことだ。それでもその回答に励まされた方も多くいたのではないかと思う。実際アンケートの集計でも「坂牧監督のお話が聞けてよかった」という声が聞かれた。

トーク風景 坂牧良太監督

今回の上映会が足を運んでくださった方にとって「ひきこもり」や「パニック障害」などを知るきっかけ、考えるきっかけになっていればいいと願う。
レポート:石島薫
 
主催・問い合わせ:TAMA映画フォーラム実行委員会事務局
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