アクション&アドベンチャー

11月29日 「アクション&アドベンチャー」 (パルテノン多摩大ホール)

●Time Table●
11:00−12:52
13:40−15:43
16:00−17:57
18:15−19:40
ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝
インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国
相棒 - 劇場版 - 絶体絶命! 42.195km 東京ビッグシティマラソン
クローバーフィールド/HAKAISHA(PG12)

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ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝
The Mummy:Tomb of the Dragon Emperor
2008年/アメリカ/東宝東和配給/1時間52分
 
監督=ロブ・コーエン
脚本=アルフレッド・ガフ、マイルズ・ミラー
撮影=サイモン・ダガン
音楽=ランディ・エデルマン
出演=ブレンダン・フレイザー、マリア・ベロ、ジェット・リー、ミシェル・ヨー、イザベラ・リョン、ルーク・フォード
 
ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝
© 2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
 
[ストーリー]
 1946年、ロンドン。平和で退屈していたオコーネル夫妻(B・フレイザー、M・ベロ)に、外務省よりダイヤ<シャングリラの眼>を上海へ届けるという依頼が来る。上海で息子アレックス(L・フォード)と鉢合わせし、彼が両親に内緒で大学を辞め、2000年前の皇帝陵発掘に成功したことを知る。喜びもつかの間、皇帝のミイラが時を越えて生き返り世界征服を企てる。
 
[コメント]
 兵馬俑から変身した1万の皇帝軍と亡霊の姿から蘇った反皇帝軍が、万里の長城でぶつかりあう超スペクタクルな合戦シーン。そしてヒマラヤ山脈で繰り広げられる、ダイナマイトとバズーカ砲の土派手なバトル・シーン。CGをふんだんに使用して、迫力のあるシーンとアイデアで見せ場満載です。加えて、22歳になった息子アレックスが、若き日の両親に負けないロマンスと冒険の大活躍を見せるなど、新シリーズを飾るにふさわしいフレッシュなドラマも見応え満点です。
 外人部隊出身の主役、リック・オコーネルにブレンダン・フレイザー、妻エヴリンには前作と変わり演技派のマリア・ベロが扮している。この2人の息子アレックスを新星ルーク・フォード。彼と恋に落ちる美女リンに『the EYE 3』のイザベラ・リョン、さらに、『HERO』のジェット・リー、『SAYURI』のミシェル・ヨーとアジアを代表する国際スターが出演しているのも見逃せないポイントです。 (岸)

インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国
Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull
2008年/アメリカ/パラマウントピクチャーズ配給/2時間3分
 
監督=スティーブン・スピルバーグ
脚本=デイビット・コープ
撮影=ヤヌス・カミンスキー
音楽=ジョン・ウィアリムズ
出演=ハリソン・フォード、シャイア・ラブーフ、ケイト・ブランシェット、カレン・アレン、ジョン・ハート、ジム・ブロードベント
 
インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国
© 2008 Lucasfilm Ltd. & TM. All rights reserved. Used under authorization.
 
[ストーリー]
 幻のクリスタルスカルズを手にした者は人類を超越した力を得られる。その伝説を信じ、軍事利用しようと暗躍するソ連の女性軍人スパルコ(C・ブランシェット)。その野望を阻止しようとする考古学者インディ(H・フォード)は、かつての恋人のマリオン(K・アレン)と偶然知り合った青年マット(S・ラブーフ)と共にクリスタル・スカルの謎を解く冒険に繰り出す。
 
[コメント]
 監督スティーブン・スピルバーグ、製作総指揮ジョージ・ルーカスが子供の頃に夢中で観ていた、古き良き冒険活劇を復活させたインディシリーズも今回で4作目。今回は、第1作目でインディと一緒に冒険を繰り広げたマリオン(カレン・アレン)が再登場する。1作目の人物を再登場させたのは、監督自身がこのシリーズの原点にかなり深い愛着を持っているからだろう。しかし、理由はそれだけではなく、1作目から数年が経ってスピルバーグも成熟を向かえたが、その場所に安住せず、手探りで冒険活劇を撮っていた頃のように、血沸き肉踊るワクワクする魅力を再び、このシリーズに取り戻そうと試みようとしたのだ。この映画は、元々は映画少年の純粋な夢の結晶であるが、単なる懐古趣味の映画ではない。スピルバーグは、自身の現在の心境を主人公のインディに託しているように思える。まだまだこれからも若い者には負けないぞ、という心意気を感じる。
 などと、色々書いてきたが、単純に冒険活劇として、子供の頃のスピルバーグやルーカスが楽しんだように、今の人たちにも十分に楽しんでもらえる作品です。 (彰)

相棒 - 劇場版 - 絶体絶命! 42.195km 東京ビッグシティマラソン
2008年/「相棒 - 劇場版 -」パートナーズ製作/東映配給/1時間57分
 
監督=和泉聖治
脚本=戸田山雅司
撮影=会田正裕
音楽=池頼広
出演=水谷豊、寺脇康文、鈴木砂羽、高樹沙耶、岸部一徳、木村佳乃、西村雅彦、津川雅彦、西田敏行
 
相棒 - 劇場版 - 絶体絶命! 42.195km 東京ビッグシティマラソン
© 2008「相棒 - 劇場版 -」パートナーズ
 
[ストーリー]
 東京郊外でニュースキャスターの死体が発見された。現場には、謎の記号が残されていた。警視庁特命係と杉下(水谷)と亀山(寺脇)は、衆議院議員の護衛を命じられる。爆発物に襲われた現場には、またも謎の記号が残されていた……。これらの事件を同一犯の仕業と睨んだ二人は、やがて史上最大の難事件に巻き込まれていく。
 
[コメント]
 <相棒>ファンにとっては、待ちに待った映画化。結果、ファンの期待を裏切らないスリルと興奮に満ち溢れた作品に仕上がった。
 大規模な爆発シーンや、何万人ものエキストラと走るマラソンシーンなど、映画らしい迫力のある演出もさることながら、<相棒>の魅力は、実力派キャストによる骨太な演技と、随所にちりばめられたトリックの緻密さにある。この点が映画版になっても、きちんと引き継がれていることがファンの期待を裏切らなかったポイントだ。杉下と亀山のお馴染みコンビの掛け合いや、TV版のレギュラーキャストたちの確立されたキャラクターには相変わらず、にんまりしてしまうし、さまざまなシーンに仕掛けられた謎の欠片がパズルのように組み合わさって、ラストに悲しい結末を迎える推理劇+人間ドラマのどちらの要素も併せ持った魅力は変わっていない。むしろ今回は、現代社会にも起きておかしくないデリケートな題材に挑戦していて、人間ドラマの要素にさらに深みが加わった。 (由)

クローバーフィールド/HAKAISHA
CLOVERFIELD
2008年/アメリカ/パラマウントピクチャー配給/1時間25分
 
監督=マット・リーヴス
脚本=ドリュー・ゴダード
撮影=マイケル・ボンヴィレイン
音楽=マイケル・ジアッチーノ
出演=リジー・キャプラン、ジェシカ・ルーカス、T・J・ミラー、マイケル・スタール=デヴィット
 
クローバーフィールド/HAKAISHA
© 2007 Paramount Pictures. All rights reserved.
 
[ストーリー]
 NYに住むロブ(M・S=デヴィット)は日本への転勤が決まった。仲間が集まって送別のパーティーを開き、しばしの別れを惜しんでいた。しかし、人々が知らぬうちに、街には未知の生物が近づき、すべてを破壊し尽そうとしていた。平和だった街はパニックに陥り、人々はなすすべなく、逃げ惑う。助けを求める恋人を救出するために、ロブたちは街をさまよう。
 
[コメント]
 人は未知を恐れる。未知なものがあれば、知りたいと思う。それは映画でも言えることだ。本作品は、突如ニューヨークに見舞われる災害を、当事者視点で撮影した記録のような映画である。
 一体何が襲ってきたのか、何が起きてるいのか、それらがまったくわからない状況から物語は始まる。この作品が度肝を抜かれるのは、当事者視点なために他の映画と違いカメラがぶれる。それがドキュメンタリー映画のようなリアリティを生み出し、他のパニックムービーとは違った迫力がある。そのため、目の前で人が吹き飛び、人々が押し寄せる橋のパニック状況など、当事者視点で観ることができる。あたかも自分がその場にいるような気分になった。これは9.11テロの生中継を彷彿とさせた。あの映像を見ていて、まるで映画のようだと感じたように、本作はまるで実際に起こっているようだと感じる。
 この作品は誰もが受け入れやすい映画とはいえないが、まずは観てから判断してもらいたいと思う。 (賢)

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