ロマンティック・ラブストーリー

11月18日 「ロマンティック・ラブストーリー」 (やまばとホール)

●Time Table●
10:30−12:50
13:40−15:38
16:00−18:10
ホリデイ
プロヴァンスの贈りもの
ドリームガールズ

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ホリデイ
The Holiday
2006年/アメリカ/UIP映画配給/2時間15分
 
監督・脚本=ナンシー・メイヤーズ
撮影=ディーン・カンディ
音楽=ハンス・ジマー
出演=キャメロン・ディアス、ケイト・ウィンスレット、ジュード・ロウ、ジャック・ブラック
 
ホリデイ
 
[ストーリー]
 インターネットサイトで、自分の家を2週間取り替える“ホームエクスチェンジ”の企画に乗ったアマンダ(C・ディアス)とアイリス(K・ウィンスレット)。アマンダは彼と別れたことでLAでの生活を抜け出したいと考える女社長。アイリスは彼の裏切りを引きずり、今でも元彼に振り回されているロンドン在住の新聞記者。2人は新しい街で、本当の自分を取り戻していく。
 
[コメント]
 主人公2人の行動力と、前向きさに勇気をもらえる作品。2人は心底傷ついているのだけど、とにかく前へ進もうとしていて、その気持ちがいつしか運命を変えていく。これは恋愛映画+女性へのエールであり、迷っている自分の背中を押してもらえるようなお話。全く違うタイプの2人だけれど、だからこそ観ている自分と重ねて共感し、彼らと共に一喜一憂しながらあっという間に時間が過ぎていきます。監督のナンシー・メイヤーズは、『恋愛適齢期』『ハート・オブ・ウーマン』などの作品を撮っている女性監督。大人の女性のための話を作るのがとても上手く、今作も独身女性にとっては勇気と元気の出る作品に仕上がっています。そして現実にはあり得ない“理想”を目の前に繰り広げてくれるハリウッド映画の良さが、とてもよく出ていました。アマンダの予告編製作会社の様子では、映画好きにはたまらない、映画ネタも散りばめられています。 (臼)

プロヴァンスの贈りもの
A GOOD YEAR
2006年/アメリカ/角川映画配給/1時間58分
 
監督=リドリー・スコット
原作=ピーター・メイル
脚本=マーク・クライン
撮影=フィリップ・ル・スール
音楽=マーク・シュトレイテンフェルド
出演=ラッセル・クロウ、アルバート・フィニー、マリオン・コティヤール
 
プロヴァンスの贈りもの
 
[ストーリー]
 ロンドンで証券トレーダーをしているマックス(R・クロウ)はバリバリのビジネスマン。仕事オンリーの日々を送る毎日だが、ある日、叔父でワイナリーを営むヘンリーが亡くなったと聞き、子供時代を過ごした南フランスヘと戻るのだが……。
 
[コメント]
 イギリスでベストセラーのラブストーリーをR・スコット&R・クロウで映画化。と聞いて正直ピンとこなかったのだが、イギリスの新人監督が撮ったようなスタイリッシュな映像と、「やっぱヨーロッパっていいな」と感じさせるフランスののんびりした田舎が上手く溶けあった素敵な作品に仕上がっている。下手するとベタになりそうな叔父と子供(主人公)の回想シーンがここでは見事に効いているし、(名優A・フィニーと名子役F・ハイモアに拍手!)何よりあくせくした日本にいると見失いそうな“心の豊かさ”が全編見事に描かれていて(この作品のテーマでもある)、ヨーロッパのいろんな意味での良さを大いに堪能出来る作品である。 (舟)

ドリームガールズ
Dreamgirls
2006年/アメリカ/UIP映画配給/2時間10分
 
監督・脚本=ビル・コンドン
撮影=トビアス・シュリースラー
音楽=ヘンリー・クリーガー
出演=ジェイミー・フォックス、ビヨンセ・ノウルズ、エディ・マーフィ、ジェニファー・ハドソン
 
ドリームガールズ
 
[ストーリー]
 まだ黒人差別の色濃く残る1960年代のアメリカ、デトロイト。その町でディーナ・エフィ・ローレルの3人からなる「ドリームメッツ」は幾度ものオーディションを経て、やっとのチャンスをものにする。ジェームス・“サンダー”・アーリー(E・マーフィ)のバックコーラス、そして遂には黒人局からのデビューを果たす彼女たちだが……。
 
[コメント]
 1960年代に実際に活躍していた「ドリームメッツ」、後の「ザ・ドリームス」の活動を映画化した本作。ミュージカル映画『シカゴ』の脚本を担当したビル・コンドンがブロードウェイのヒットミュージカルをスクリーンに蘇らせた。前半のビヨンセ本人だとわからせないほどの地味なオーラから後半の大スターへの変貌っぷりも見事だが、第79回アカデミー賞の助演女優賞を受賞したジェニファー・ハドソンの存在感と歌唱力はそれに引けをとらない。マーティン・ルーサー・キングがデトロイトで黒人の地位向上、差別撤廃を叫んで市民権運動を率いた時期が物語のバックグラウンドとなっていることも作品の魅力に華を添えている。そんな時代のなか、まだまだ絶えない差別に負けずにスターの道を駆け上がっていく彼女たちの姿にはとても励まされるものがあった。 (早)

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