ファミリー・デー

11月26日 「ファミリー・デー(お菓子のお土産つきだよ!)」 (パルテノン多摩大ホール)

●Time Table●
10:30−12:17
13:05−14:53

15:10−17:12
17:30−19:21
ドラえもん のび太の恐竜2006
ポケットモンスター アドバンスジェネレーション
 ポケモンレンジャーと蒼海(うみ)の王子マナフィ

カーズ(吹き替え版)
名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)

ドラえもん のび太の恐竜2006
2006年/映画『ドラえもん』製作委員会製作/東宝配給/1時間47分
 
総監督・脚本=楠葉宏三
監督・絵コンテ・脚本=渡辺歩
原作=藤子・F・不二雄
音楽=沢田完
声の出演=水田わさび、大原めぐみ、木村昂、関智一、かかずゆみ、神木隆之介、船越英一郎
 
ドラえもん
© 藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK2006
 
[コメント]
 声優陣を一新したドラえもんが劇場に帰ってきた! しかも旧シリーズ中最初にして最高傑作ともいわれる『のび太の恐竜』のリメイクで。これは挑戦である。
 まず、ドラえもんたちの声に違和感がない。むしろ丁寧に描かれた原作に近い絵柄には、懐かしさすら感じる。コミカルな動きや表現に思わずクスリと笑ってしまう。CGを使ったタイムトラベルの描写や壮大な白亜紀の美しい映像など、よりスケールの増した映像を見せられ、いつの間にか子供の頃のように純粋にのび太たちの冒険に見入っていた。
 白亜紀を舞台に絶望的な状況のなかで描かれる、ピー助とのび太の愛情。スネ夫、ジャイアン、しずかちゃんとの友情。冷酷な恐竜ハンターと戦う勇気。そして、最後に訪れる悲しくも美しい別れ……。すべてがドラえもんだ。ラストを作為的に作り変えているが、「あり」なラストだった。どんなに変わっても安心して少年の頃に帰れる。そんな夢を見せてくれる作品だ。 (勝也)

ポケットモンスター アドバンスジェネレーション ポケモンレンジャーと蒼海(うみ)の王子マナフィ
2006年/ピカチュウプロジェクト製作/東宝配給/1時間48分
 
監督=湯山邦彦
脚本=園田英樹
音楽=宮崎慎二
声の出演=松本梨香、大谷育江、山寺宏一、ベッキー、眞鍋かをり、ホリ、藤岡弘、
 
ポケットモンスター
© Nintendo・Creatures・GAME FREAK・
TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku © Pokemon
© 2006 ピカチュウプロジェクト
 
[コメント]
 この世界の海のどこかで、まだ誰も知らない伝説のポケモンが誕生する……。広大な海を舞台に、ポケモン史上最大のミッションが始まった!!
 荒地に迷いこんだサトシとピカチュウ一行は“水中ポケモンショー”で有名なマリーナ一座の花形スター・ヒロミと出会った。ヒロミは、みずポケモンたちと心を通わせることができる“水の民”と呼ばれる一族の末裔だった。サトシたちはヒロミから、“水の民”に語り継がれている伝説を聞く。今回の見どころは、サトシの『ポセイドン』ばりの活躍ぶりもさることながら、新ポケモン「マナフィ」のかわいらしさ!(オバQのO次郎に匹敵します)そして親代わりとなってマナフィと心を通わせたハルカの母性本能(?)と愛情の深さには感動すること間違いなし。ハルカの口癖「〜かも」を真似てマナフィが「カモー! カモー!」と繰り返す姿の無邪気さには子供がいる人、ペットを飼ったことがある人は必ず胸がキュンとすることでしょう。大人も子供も楽しめるハートフルなエンターテインメント映画に仕上がっています。 (黒)

カーズ(吹き替え版)
CARS
2006年/アメリカ/ブエナビスタインターナショナル(ジャパン)配給/2時間2分
 
監督・脚本=ジョン・ラセター
共同監督=ジョー・ランフト
製作=ダーラ・K・アンダーソン
ディレクティング・アニメーター=ジム・マーフィー、ボビー・ポデスタ
音楽=ランディ・ニューマン
日本語版吹き替え=土田大、山口智充、戸田恵子、パンツェッタ・ジローラモ、赤坂泰彦、福澤朗
 
カーズ
© 2006 Disney Enterprises, Inc. / Pixar Animation Studios.
 
[コメント]
 映画史上初のフルCG長編アニメ、『トイ・ストーリー』(1995年)を発表して、アニメ界に新風を吹き込んだジョン・ラセター監督。『カーズ』は1999年の『トイ・ストーリー2』以来、実に7年ぶりの監督作だ。タイトルが示すとおり、今回の主役はクルマたち。レーシングカーを始め、ポルシェ、フェラーリからレッカー車やフォークリフトまでが豊かな個性と生き生きとした表情を持ち、まるで命を吹き込まれたかのように動き回る。
 物語は、勝つことだけが目的だった天才レーサーが、道に迷って地図から消えた町へたどり着くところから始まる。彼はそこで、心温かな仲間たちと出会い、生き方を見つめ直す……。ラセター監督が、米国の古い幹線道路「ルート66」を家族でドライブした時の体験が基になっているそうだ。
 実写と見紛うほどの背景の美しさ、車体に反射する光の具合等、CGの技術もさることながら、物語もすばらしく、作り手の心が伝わってくる。じんわりと感動できる、大人にもお薦めの作品だ。 (久)

名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)
2006年/小学館、読売テレビ、日本テレビ、小学館プロダクション、東宝、トムス・エンタテインメント製作/東宝配給/1時間51分
 
監督=山本泰一郎
原作=青山剛昌
脚本=柏原寛司
音楽=大野克夫
撮影=野村隆
声の出演=高山みなみ、山崎和佳奈、神谷明、山口勝平
 
名探偵コナン
© 2006 青山剛昌/小学館・読売テレビ・日本テレビ・
小学館プロダクション・東宝・TMS
 
[コメント]
 今年で10周年を迎える劇場版『名探偵コナン』にオールスターキャストが大集合した。
 ある依頼を受けるため、横浜の豪華なお城型ホテル“レッドキャッスル”へと招待されたコナンたちだが、隣接する巨大テーマパーク“ミラクルランド”に蘭、灰原、少年探偵団たちを人質に捕られてしまう。そこで謎の依頼主からのヒントをもとに、コナンと小五郎は捜査を開始する。時を同じくして、“西の高校生探偵”服部平次と“元祖高校生探偵”白馬探も、同じ依頼を受けていた。タイムリミットは12時間。コナン、平次、白馬は、謎を解き進めていく内に、事件の背後に見え隠れするファーイーストオフィスと深山商事という2つの企業を突き止める。しかし、敵の正体に近づこうとするコナンたちは、何者かに次々と命を狙われるようになる。そんな中、同じように命を狙われていた怪盗キッドが、ついに姿を現した。
 コナンを「工藤」と呼ぶ依頼主の正体とは? そして彼の目的とは? 選ばれし探偵たちの決死の闘いが始まる。 (日)