ファミリー・デー

11月27日 「ファミリー・デー(お菓子のお土産つきだよ!)」 (パルテノン多摩大ホール)

●Time Table●
10:30−12:13
13:00−14:45
15:00−16:26
16:40−18:33
ポケットモンスター アドバンスジェネレーション ミュウと波導の勇者ルカリオ
名探偵コナン 水平線上の陰謀(ストラテジー)
マダガスカル(吹き替え版)
星になった少年

劇場版ポケットモンスター/アドバンスジェネレーション ミュウと波導の勇者ルカリオ
2005年/ピカチュウプロジェクト製作/東宝配給/1時間43分
 
監督=湯山邦彦
脚本=園田英樹
音楽=宮崎慎二
声の出演=松本梨香、大谷育江、山寺宏一、菊池桃子、岡江久美子、ベッキー
 
ポケットモンスター
© Nintendo・Creatures・GAME FREAK・
TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku © Pokémon
© 2005 ピカチュウプロジェクト
 
[コメント]
 旅を続けるサトシとピカチュウたちは、「波動伝説」が語り継がれているロータの町を訪れる。町のお城では、数百年前から伝わる「伝説の波導使いアーロン」のお祭りが行われていた。その年の勇者を決めるポケモンバトルに参加したふたりは見事優勝し、勇者に選ばれるが、突然幻のポケモン「ミュウ」が現れ、ピカチュウを連れ去ってしまう。同時にサトシたちの前に、数百年の封印から解かれた波導のポケモン「ルカリオ」が現れる。
 夏の恒例となっているポケモン映画も今年で8作目。涙あり、笑いありでパワーアップしている。オープニングの戦闘アクションシーンも迫力あり。今回の劇場版最新作には、これまでゲームにもテレビにも出てこなかった謎の新ポケモン「ルカリオ」が登場し、波導伝説にまつわる謎が解き明かされていく様子もおもしろい。子どもたちに恒例のTAMAファミリーデー、ぜひお楽しみください! (斉)

名探偵コナン 水平線上の陰謀
2005年/小学館、読売テレビ、日本テレビ、小学館プロダクション、東宝、トムズエンタテイメント製作/東宝配給/1時間45分
 
監督=山本泰一郎
原作=青山剛昌
脚本=古内一成
音楽=大野克夫
撮影=野村隆
声の出演=高山みなみ、山崎和佳奈、神谷明
 
名探偵コナン
© 2005 青山剛昌/小学館・読売テレビ・日本テレビ・
小学館プロダクション・東宝・TMS
 
[コメント]
 回を重ねる毎に動員を記録的にのばしているもはや国民的人気の名探偵コナンシリーズ。太平洋を航海する豪華客船アフロディーテ号の処女航海に、コナン、蘭、小五郎たち一行も参加していた。海上という閉ざされた空間で起きる事件の裏には過去、現在、さまざまな糸がからまっている……最新作は海と陸、過去と現在、などすべてが二重構造によってストーリーが展開していく、実にスリリングである。海上ならではの迫力と、ヤマバのおもしろさは劇場版ならでは。子どものアニメだなんて思っている人、それは「観ず嫌い」です。
 また今回は、毛利小五郎に焦点が大きくあてられている模様。お父さん必見の活躍ぶりがみられるかも?! (斉)

マダガスカル
2005年/アメリカ/アスミック・エース エンタテインメント配給/1時間26分
 
監督=エリック・ダーネル
脚本=マーク・バートン&ビリー・フロリック、エリック・ダーネル&トム・マクグラス
音楽=ハンス・ジマー
日本語版吹き替え=玉木宏、柳沢慎吾、岡田義徳、高島礼子、アンタッチャブル
 
マダガスカル
© 2005 DreamWorks Animation LLC and DreamWorks LLC
Madagascar TM DreamWorks Animation LLC
 
[コメント]
 ニューヨークのセントラルパーク動物園で暮らしている、しまうまのマーティ、ライオンのアレックス、きりんのメルマン、カバのグロリアは仲の良い友だち。ある日マーティの脱走を機に外の世界に出た4頭は、捕獲されてアフリカに送られる途中に海になげだされてしまう。漂着した先は「マダガスカル」だった。
 『シュレック2』『シャークテイル』と次々ヒットを生み出してきたドリームワークスの最新作。リアルな人物や世界をつくることの限界に挑んできたドリームワークスだが、今回は、キャラクターの動きからコミカルな要素が溢れる、1930年代から40年頃のアニメーションを3Dコンピューターで作りだすという困難な手法にチャレンジ。
 登場キャラクターのデザイン的バランス、個性、ネタ。どこか暖かみのある昔ながらの絵本や漫画の世界が、奥行きのあるダイナミックな世界に生まれ変わった本作は、本当に大人も子供も楽しめる。なによりも平面的なアニメの世界が身近な子供たちには、新鮮な感動があるのではないでしょうか。 (斉)

星になった少年
2005年/フジテレビジョン製作/東宝配給/1時間53分
 
監督=河毛俊作
原作=坂本小百合
脚本=大森寿美男
撮影=高瀬比呂志
音楽=坂本龍一
出演=柳楽優弥、常盤貴子、高橋克実、蒼井優、倍賞美津子
 
星になった少年
© 2005「星になった少年」製作委員会
 
[コメント]
 哲夢(柳楽)は、動物プロダクションを営む両親が購入した子ゾウ・ランディと運命的な出会いを果たす。やがて彼はゾウ使いになることを決意、タイの訓練学校に留学する。様々な困難をのりこえて……。21才で急逝した日本で初めてのゾウ使いの少年の夢と半生を綴った本(「ちび像ランディと星になった少年」)の感動の映画化。カンヌ国際映画祭で主演男優賞に輝いた柳楽優弥の最新作。
 2ヶ月に及ぶ、タイでのロケーションを敢行したという、美しく壮大なタイの大自然、ゾウの群れによる大迫力の映像、ひたむきに夢を追う哲夢、見所は随所にちりばめられています。また、力強く神秘的な世界を表現した坂本龍一の音楽……「ELEPHANTISM」という作品を制作したほど、アフリカやゆったり暮らすゾウに魅了された坂本龍一は、監督の強いオファーにより音楽を担当。作品のイメージを際立たせるもうひとつの主役といえるかもしれない。どの年代の人にも観て欲しい素晴らしい作品。 (斉)