第3回TAMA NEW WAVEある視点部門

11月28日 「第3回TAMA NEW WAVEある視点部門」 (ベルブホール)

●Time Table●
15:00−15:45
16:00−16:48
17:00−17:58
18:15−19:43
20:00−20:30
北東京エレベータ
花の鼓
[vIdEo]
影を切る人
アイノ・ウタ

北東京エレベータ
2002年/miniDV/45分
 
監督・脚本=片桐絵梨子
撮影=長村翔太
音楽=林真風
出演=林真風、内木治香、山本直樹、横山悠子
 
[作品紹介]
 東京北部で「いぬお」がエレベータと地下鉄を用い時空を縦横無尽に移動して輪廻転生の謎を解こうとする話。厳選した音と画で全編を構成。

花の鼓
2002年/DVC/48分
 
監督・撮影・編集・音楽=松岡奈緒美
撮影協力=谷山星雄、水野正子
録音=福田聖美
音楽=田中菜津子
編集協力=豊嶋宏和
 
花の鼓
 
[作品紹介]
 5月2日に母になった私は、6月1日にまた、ひとりの体に戻った。胎児の胎内死亡による繋留流産だった。「私」はカメラを持つ。 ——話をしよう——
 家族のこと、夫のこと、妊娠のこと、流産のこと、風景のこと、自分のこと、生きること、ほんとうのこと、そして、多分……愛について。
 衝動のままに切り撮られた、プライベート・ドキュメンタリー・レクイエム。絶望は、「本物」を持ってやってくる。

[vIdEo]
2002年/DV/58分
 
監督・脚本・撮影・音楽=徳永富彦
出演=仲間香織
 
[作品紹介]
 互いに関係の曖昧な僕・彼・彼女と題された3巻のビデオテープを、語り手である 「私」がその順序を差し換えながら次々と再生していくことで物語が展開してゆく。やがて交わりをもった3者から堕胎されるように新たなビデオテープが産み出され、関係性は一瞬、結実して、散逸される。混濁した1990年代の死と暴力と性の在り方をめぐりながら、同時に、語り口の実験を試みた。

影を切る人
2001年/miniDV/1時間28分
 
監督・脚本・撮影=熊坂出
音楽=熊坂義人
出演=木下明水(ジョビジョバ)、大垣海、小林正寛(青年座)
 
影を切る人
 
[作品紹介]
 影を切る男と、影と遊ぶ少年。主人公、大垣カイがとある冬の夜に見たイミジ。久しぶりの休日に、彼は何処にでもいるような少年と出会い、少年との親交が始まる。30年かけて主人公が失ってきたもの、得てきたものをフリーハンドで描いた会話劇的実験映画。

アイノ・ウタ
2002年/DV/29分
 
監督・脚本=古本恭一
撮影=三本木久城
音楽=野口真紀
 
アイノ・ウタ
 
[作品紹介]
 会社員の“男”は、通勤途中の路上で交通事故に遭う。その日から彼は、奇妙な夢を見るようになった。刑事に尋問される夢だ。刑事は言う。「お前は“女”を殺した。」現実生活では、仕事がうまく行かなくなっていく。夢と現実が交錯するなか、“男”はある“事件”を思い出すのだった。