第3回TAMA NEW WAVEある視点部門

11月27日 「第3回TAMA NEW WAVEある視点部門」 (ベルブホール)

●Time Table●
14:30−15:25
15:40−16:15
16:25−17:25
17:40−18:55
19:10−19:47
20:00−21:29
地球は青いですか
東京は今、タコニナッタ
どっかには帰らない
ワーホリ・デイズ
ミチニサク
全ての少年の生活

地球は青いですか
2002年/miniDV/55分
 
監督・脚本=福田穣
プロデューサー=石崎智子
撮影=阿久津彩子
音楽=山中裕司
出演=田中綾子、神野清香
 
地球は青いですか
 
[作品紹介]
 上京してきた2人の女の子が出会った一夜の出来事を描いた作品。上京4年目にして、都会での現実社会に絶望し、夢を失い、本当の自分さえも見失ってしまったレオナ。映画監督になることを夢見て、今日高知から東京に出てきたばかりの有理。2人の出会いは逃亡から始まり、逃亡で幕を閉じる。過去の自分を有理に重ねるレオナは、初めは戸惑いを感じつつもいつしか素直になっていく。そして2人の間に芽生えた友情は、レオナに再び希望を与える。レオナは一新して、都会での新たな生活を志すことになる。過去、絶望からの逃亡、母親を亡くした2人の名前の由来。それらは宇宙、夢とリンクする。
 あなたにとって地球は何色ですか? 「青」だって言い切れますか?

東京は今、タコニナッタ
2002年/miniDV/35分
 
監督・脚本・撮影=金晋弘
音楽=大沼千保
出演=桶谷至彦、田井美希
 
東京は今、タコニナッタ
 
[作品紹介]
 東京でひっそり息をひそめて暮らすエロ漫画家が、夜の都市で激しく泥酔する女性と出逢い、やがて自分アイデンティティを見つけていく。そんなさりげなさが魅力の恋する青年のはじまりの物語。新人らしい新鮮さに満ちた透明感にあふれる作品となっています。どうしてわかりあえないんだという、誰もが感じる痛みと少しの怒りを込めて、撮りました。

どっかには帰らない
2002年/DVCAM/1時間
 
監督・脚本・撮影・編集=高柳元気
音楽=the swiss porno、田添貴行
メイク=片田伸子
出演=佐々木慎一、ヒロ、敷波久美子、ワッキー、中村岳人、山中直樹
 
どっかには帰らない
 
[作品紹介]
 例えば、大好きな音楽だったり、誰かの言葉だったりが、誰かを笑わせてあげて、また、その笑顔が、だれかを笑顔にさせてあげられることっていいなぁぁと……。そしたら未来なんかどんどんかわっていく。

ワーホリ・デイズ
2002年/miniDV/1時間5分
 
監督・脚本・撮影・出演=ジョセフ・ウォン
音楽=塩川満己、島田真理央
出演=白阪正吾、赤羽真紀、杉本達也、村上大士、津滝優美、佐藤瑞恵子、ピーター・ダージ
 
ワーホリ・デイズ
 
[作品紹介]
 ワーキングホリデーとは、最長1年間、異文化のなかで休暇を楽しみながら、生活費を補うために働くことが認められている制度である。
 半年前に、ワーキングホリデービザで渡豪したトオルは、思い描いていた海外生活のイメージと掛け離れた日々を過ごしていた。しかし、バスケットボールサークルの練習に参加することにより、生活が少しずつ充実したものになっていく。そんななか、マキという新しいシェアメイトと一緒に住むことになり、自分にない明るさと積極さを持つマキに、次第に惹かれていくのだが……。
 「出会い」「感動」そして「挫折」……。海を越えた異国の地で、何が見つかるだろうか?

ミチニサク
2002年/miniDV/37分
 
監督=櫻井絢乃
脚本=才(さい)石(せき)
撮影=加島麻里糸
音楽=飯田博、金子隆宣、ニーネ
出演=天才ナカムラスペシャル、塚平明日香、吉岡扶美子
 
ミチニサク
 
[作品紹介]
 路上アーティストとして活動している天才ナカムラスペシャル。自由気ままな生活の反面、常に不安を抱えていながら生きている。そんな不安な心が引き寄せるかのように、次第に彼はパラレルワールドに引き寄せられていく。
 天才ナカムラスペシャルが、才石(さいせき)として脚本を書き、自ら天才ナカムラスペシャルを演じている。

全ての少年の生活
2001年/miniDV/89分
 
監督・脚本・撮影=宮下耕治
撮影=藤井裕士
音楽=柚木敏央
出演=早川卓馬、難波寛明、島内良子、藤原浩太郎 、山本朗子
 
全ての少年の生活
 
[作品紹介]
 徐々に記憶を失っていく友人と、“僕等”の優しく静かな日常ファンタジー。
 作家町田修介にとって、連載中の自伝的小説「少年の生活」は「いつも一緒にいたのに、いつまでも一緒にいられなかった友たち」へ書く長い手紙だ。町田は記憶を紡ぐ。友人加賀桔平は記憶を失っていく。そして、かつての同級生たちが集まって来る……。季節は冬から春へ。僕等は再び出会い、再び別れてゆく。