第2回TAMA NEW WAVEある視点部門

11月27日 「第2回TAMA NEW WAVEある視点部門」 (ベルブホール)

●Time Table●
15:00−15:35
15:50−16:45
17:00−18:14
18:35−19:57
20:10−20:58
湯布院 源流太鼓
ハヴァナイスデー
NAO SENTIMENTAL
ソイナナ
団地酒

由布院 源流太鼓
2001年/DV/35分
 
監督・脚本・撮影=呉美保
音楽=由布院 源流太鼓
出演=トシアキ、ハセガワさん
 
[作品紹介]
 でんつくでんでん、でんつくでんでん、でん
 でんつくつく、でんつくでん。でんつくでんでん、
 でんつくでんでん、でんでんつくつく、でんつくでん。

 見つけてしまったスゴイモノ。出会ってしまった
 スゴイヒト。2000年春、23歳、わたしが出会ったスゴイ、
 でんでんつくつく、でんつくでん。トテチタッテタ、ドン!

ハヴァナイスデー
2000年/miniDV/55分
 
監督・構成・編集=中岡秀樹
エンディング音楽=サキタハヂメ(はじめにきよし)
出演=高橋ヒロ、高橋紀子、山本禎顕、染矢峰高(HIX)、佐山真弓、金本晃一
 
ハヴァナイスデー
 
[作品紹介]
 1999年に「25歳」になった7人の男女による、インタビューとエピソードで構成された架空のドキュメンタリー。

NAO SENTIMENTAL
2001年/DV/1時間14分
 
監督・脚本・撮影=藤井徹
音楽=秋元健嗣
出演=礒本直子、本城典子、黒渕美香、飯田弘則、梅沢雅彦
 
NAO SENTIMENTAL
 
[作品紹介]
 この作品は、とにかく女の子と映画を作りたい、という不純な動機から作られた作品です(笑)。マジで。とにかく、3人の女の子の恋愛物語なんですが、出演してくれてる女の子が、みんなかわいくてイキイキしてるんですよー! 観終わった後、きっと映画のなかの彼女たちに出会えてよかった! と嬉しい気分になっていると思いますよー! よかったら観てってくださーい!

ソイナナ
2001年/miniDV/1時間22分
 
監督・出演=並木俊彰
撮影=高橋雄二、かこい智義、並木俊彰
出演=櫻井想子、平山尊子、小松祐剛、ターン、ノ−ン 、ミアウ、ロイ
 
ソイナナ
 
[作品紹介]
 うだつのあがらないサラリーマン ナミキは突如、映画を作ることを思いつく。女の子2人「ナオとアキ」をナンパし、何故かタイランドに向かうが……。バンコクに着くと、やる気のないナミキは映画そっちのけで、ゴーゴーバーに通った。登場する日本人はすべて「滑稽でお馬鹿な日本人」の典型。そしてナミキの前に、ユートピアを出現させるタイの女性たち。
 このドキュメントらしき映画は、なんら問題提起しないどころか、売春している男のお馬鹿なナレーションで淡々と展開していく。だらだらとテンポを一切無視し、ひたすら登場人物たちのむき出しのまんまの姿をしつこく描写する。

団地酒
2001年/VIDEO/48分
 
監督・脚本・撮影=大野聡司
出演=大野秀彰、大野絢子
 
[作品紹介]
 父親と二人暮らし。母と姉は家を出て行った。画家の父は団地の台所でペットボトルでどぶろくを作っている。米の量を計り、研いで、蒸して、麹と酒粕を加えて発酵させる。その作業をカメラで追った。そしてアパート暮らしをしている母親に話を聞く。母は父との馴れ染めから家計のことまで話す……。
 自分の家族の形に幼い頃から違和感を抱いていた。でも今回、作品のために父を撮り母に話を聞いたことで、自分が生まれる前から父親も母親も生まれていて、出会って結婚し、子どもを3人育てている。そんな事実を突きつけられた。素晴らしいとまではいかないけれど、これが自分の家族の自然の形ということ。自分がこの両親から生まれてきたことを強く感じた。
 父親の作るどぶろくは2週間かけて発酵し完成するけど、自分の家族はまだまだ発酵している最中。この作品はそんな発酵中の大野家の記録である。