第26回映画祭TAMA CINEMA FORUM

プログラムレポート

【B-3】女優・松岡茉優 未来を語る

11/20[日] パルテノン多摩小ホール

第8回TAMA映画賞新進女優賞を受賞した松岡茉優さんの特集上映。待ちかねていたファンが多くいらしたようで、アンケートを拝見すると九州や関西や東北など遠方から駆けつけたファンも多数いらっしゃいました。久しぶりに映画館でかかる『桐島、部活やめるってよ』と『ちはやふる -下の句-』の上映後お待ちかねのトークに。1本目の上映から満員の客席は松岡さんの登場で最高潮に。

トークの聞き手は『桐島、部活やめるってよ』の佐藤貴博プロデューサー。気心の知れたお二人のお話は息がぴったりで、最初のオーディションで吉田大八監督が松岡さんの起用をすぐに決めたこと、俳優陣の仲が良くて今でも年に1回は集まっていること、作品が評判になって明石家さんまさんなど芸人の方も多くご覧になって、松岡さんを絶賛していたことなど次々とエピソードが展開されました。4年前のTAMA映画賞で本作品が作品賞及び新進男女優賞(神木隆之介さん、橋本愛さん)を受賞した当時、松岡さんは「自分も…」との思いもあったそうで、「雪辱の多摩でようやく貰えました」と振り返っていらっしゃいました。

客席からのQ&Aでは、『ちはやふる』の若宮詩暢の決め台詞を壇上で言って欲しいとのリクエストがあったのに対し、(役がすぐに降りてこないので)「代わりに「あまちゃん」の(入間しおり役の)埼玉の自己紹介でいい?」と見事な切替えでそれを披露していただく神対応もしてくださいました。

笑いの絶えないアットホームな雰囲気のトークはあっという間に予定時間になり、観客の皆さんは惜しみつつ、袖に下がる松岡さん、佐藤プロデューサーに拍手を送っていました。

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レポート一覧

ちはやふる -上の句-
オーバー・フェンス
授賞式
団地
桐島、部活やめるってよ
ちはやふる -下の句-
トーク:松岡茉優氏、佐藤貴博プロデューサー
ディストラクション・ベイビーズ
ミニライブ&トーク:向井秀徳氏、真利子哲也監督、森直人氏(映画ライター)
TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ
葛城事件
セトウツミ
走れ、絶望に追いつかれない速さで
中川龍太郎監督の舞台挨拶
アルテミス、移り気なこころ
あの頃の日々
天国はまだ遠い
トーク:エルザ・シャルビ氏(ブリィヴ映画祭ディレクター)、ユベール・ヴィエル監督、岡本英之氏(プロデューサー)
無伴奏
二重生活
トーク:矢崎仁司監督
ヴィレッジ・オン・ザ・ヴィレッジ
ジョギング渡り鳥
トーク&ライブ:杉本拓氏(ギタリスト・作曲家)、鈴木卓爾監督、黒川幸則監督他
ヤング・アダルト・ニューヨーク
トーク:安川有果監督、渡辺真起子氏(女優)、月永理絵氏(「映画横丁」編集人)
ジ、エクストリーム、スキヤキ
ふきげんな過去
トーク:前田司郎監督、岡田徹氏(ムーンライダーズ)、松永良平氏(ライター)
トータスの旅
隣人のゆくえ
WALK IN THE ROOM
夜明けの行灯
さよならも出来ない
ゲストコメンテーターVS監督:中野量太監督、星野秀樹プロデューサー
授賞式
十年/TEN YEARS
トーク:福島香織氏(フリージャーナリスト)