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2014年02月16日

映画祭プログラムレポート:第5回TAMA映画賞授賞式(2013.11.23 パルテノン多摩 大ホール)

豪華ゲストがご登壇されるとあって、会場は朝から長蛇の列。開場すると、ご登壇者に近い前列の席からあっという間に埋まっていきました。『舟を編む』『横道世之介』の上映が終わり、いよいよ授賞式スタート。

トップバッターは最優秀新進監督賞のお二人。白石和彌監督は『凶悪』が高い評価を得ていることを受け、「今回の受賞を機に、"新人"は卒業して、いち映画監督として足元を見つめながら真摯に作品づくりに取り組みたいです」と前を向いたコメントをされていました。

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中野量太監督は、「13年前からこれまで「TAMA NEW WAVE」で2回受賞させていただいていて、この映画祭に僕はなんて愛されているんだろうと思います。できればもっと短いスパンでまたTAMA映画フォーラムに帰ってきたいと思います。」と語り、受け取ったトロフィを大きく掲げて喜びを表していました。

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最優秀新進男優賞のお二人はご欠席となりましたが、星野源さんの代理で『箱入り息子の恋』の市井昌秀監督がご登壇。「療養中で好きな仕事が出来ずに悶々としていた時に受賞の知らせを聞いてとても勇気がわき、前向きの気持ちになれました」という星野さんのメッセージを読み上げた後、「今度は自分も監督として授賞式の壇上に上がりたい」と語られたのが印象的でした。

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特別賞では、『恋の渦』の大根仁監督が出演し9名の俳優を引き連れご登壇し、「誰も観ていない作品ですいません。日本一気の早いこの映画賞で選ばれると、今年はこのような作品を選んでおけばよいのかと今後の賞の参考になるので助かります」と客席を沸かせました。

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一方、初めての実写作品で受賞した原恵一監督は実写とアニメの違いを問われて、「実写の現場は朝が早くて、エアコンも効いていないので大変」と語られて、客席は笑い声に包まれました。

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最優秀新進女優賞では、刈谷友衣子さんが体調不良で残念ながらご欠席されましたが、黒木華さんがロケ地から駆けつけてくださいました。「高校時代に演劇をはじめたときは自分が映画の賞をいただけるなんて思っていませんでした。これからも作品を通してたくさんの方々に出会えるように、努力して自分を磨いていきたいと思っています。」と謙虚なコメントからお人柄がうかがわれました。

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最優秀男優賞の松田龍平さんが登場されると一層拍手が大きくなりました。「こんな素晴らしい賞をいただけてとても嬉しいです。」とお礼を述べられた後『舟を編む』の編集者の役作りを語られ、最後に「来年は......ちゃんとやっていこうと思います。」と短いコメントのなかに決意を込められていました。

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最優秀新進女優賞では、まず吉高由里子さんがご登場。「自分が大好きなこの作品(『横道世之介』)で受賞出来て大変嬉しい」と語られた後、「大人の女性として、流暢にお話しできるようになりたい。この後登壇される真木よう子さんに憧れているので、彼女のような素敵な女性になりたいです」と抱負を一気に語って、客席からも大きな拍手を浴びていました。

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続いて真木よう子さんが颯爽とご登場。「これからも挑戦することをあきらめないでやっていきたいと思います。そして、女優として日々成長していけたらと思っています。」と女優としての自信を感じさせるスピーチで観客を魅了しました。

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最後の表彰は最優秀作品賞。『横道世之介』の沖田修一監督はずっと緊張していたそうで、壇上で並んだ吉高さんからは舞台袖で沖田監督の緊張をほぐそうとしていたエピソードも。「舞台袖から予告篇を観て本当に自分で作った作品なのかな」と緊張がほぐれていない様子でしたが、「いろんな人に支えられて出来た作品だなと思っているので、作品賞受賞というのが一番嬉しいです。」と喜びを語ってくださいました。

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大トリの『さよなら渓谷』大森立嗣監督は、会場の観客の数に驚かれたようで「今年は僕のために開催されているようだと思いました」とチャーミングに語られた後、「そんなに大きな映画をやっているわけではないですけれど、いい作品を作り、より多くの人に観てもらうことを今後も続けていきたいです。皆さん頑張っていきましょう」と見事に締めくくってくださいました。

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最後の記念撮影も華やかで、授賞式は充実感に満たされたまま幕を降ろしました。

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プログラムページ:
11月23日(土・祝)パルテノン多摩 大ホール
第5回 TAMA映画賞授賞式

関連ページ:
第5回 TAMA映画賞

 

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