11月17日(土)ヴィータホール第2部

全身弁護人

    チケット料金
  • 一般:前売1,200円 当日1,400円
  • 子ども(4歳~小学生):前売800円 当日900円
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  • Lコード:31684

死刑弁護人

2012年/東海テレビ放送製作・配給/東風配給協力/1時間37分
  • 監督=齊藤潤一
  • プロデューサー=阿武野勝彦
  • 音楽=村井秀清
  • 音楽プロデューサー=岡田こずえ

  • 撮影=岩井彰彦
  • 編集=山本哲二
  • ナレーション=山本太郎
死刑弁護人

ストーリー

 「オウム真理教事件」麻原彰晃。「和歌山カレー事件」林眞須美。「光市母子殺害事件」元少年。これらすべての死刑事件裁判を担当している弁護士・安田好弘。安田は、“悪魔の弁護人”と呼ばれようとも、依頼人を背負い続ける。安田の生き様からこの国の司法のありようが映し出される。『平成ジレンマ』『青空どろぼう』の東海テレビが放つ劇場公開ドキュメンタリー第3弾。

コメント

 ―― 付き合っている人やで、“ほな、さいなら”とはいかんやないか ―― 情に篤いおじちゃんといった雰囲気に、メディアによって報道される“凶悪犯をかばう鬼畜弁護士”といったイメージとの相違に少し驚いた。

 安田弁護士は過剰とも思えるほどに、被告に寄り添い続ける。時には死刑執行された後の遺体を引き取り、葬式を出す。家にはほとんど帰らず、資料が散乱した部屋の中で簡易ベッドを広げて寝る毎日。そのなかで家族を犠牲にしたこともある。彼にとって死刑事件裁判を担当するということは、被告の命や人生と向き合い続けるということなのだ。だからこそ全身で向き合わなければ戦えないのだ。

 私たちは時に、白か黒かという答えを安易に求め過ぎなのではないだろうか。死刑を執行することで終わらせていいのか。本当の償いとは何なのか。1時間37分の間に何度も投げかけられる問いは、エンドロール後も重く続いていく。(夏)

光と影~光市母子殺害事件 弁護団の300日~

2008年/東海テレビ放送製作・配給/東風配給協力/47分
  • プロデューサー=阿武野勝彦
  • ディレクター=齋藤潤一
  • 撮影=岩井彰彦、村田敦崇
  • 編集=山本哲二

  • ナレーション=寺島しのぶ
光と影~光市母子殺害事件 弁護団の300日~

ストーリー

 1999年4月に起きた光市母子殺害事件。逮捕されたのは当時18歳の少年。最高裁の途中段階から差し替わった弁護団は、殺人鬼を守る鬼畜、悪魔と激しく非難された。犯人を死刑にせよと世間は熱狂し、多くの報道関係者も被告の発言を「荒唐無稽」と切り捨てたなか、弁護団の内部にカメラを入れた東海テレビの取材から見えてきたものとは……?

コメント

 弁護団へのバッシングにより見えなくなり、また妨げられてしまったもの、荒唐無稽と切り捨てられてしまったもの、伝えられるべきことが伝えられなかったこと、置き去りにされたもの、ぞんざいに扱われたもの……。弁護団に参加する名古屋の一人の弁護士を追ったこの番組を、放送から丸4年すぎた今、見直してみると、あまりにも多くの「影」とそのなかにある多くのことに気づく。それは、多くのメディアとは逆の方向からカメラを向けたがゆえに見えてくる、わかることなのではないかとも思う。

 放送直後から多くの反響が番組HPに寄せられ、それに応える番組も作られた。また今年『死刑弁護人』を劇場公開した東海テレビは、いわゆる司法シリーズも含めて多くのドキュメンタリーを長年作り続けている。彼らメディアの作る作品が観る者に与えてくれる、気づかせてくれる様々な豊かさを私は「光」だと思う。(越)

ゲスト紹介

阿武野 勝彦 プロデューサー

Abuno Katsihiko

 1959年、静岡県生まれ。81年東海テレビ放送入社後、アナウンサーを経てドキュメンタリー制作。主なディレクター作品に「ガウディへの旅」(89年)、「約束~日本一のダムが奪うもの~」(2007年)、プロデュース作品はほかに「裁判長のお弁当」(07年)など。劇場公開作『平成ジレンマ』(10年)でプロデューサー、『青空どろぼう』(10年)では共同監督を務める。個人としては芸術選奨文部科学大臣賞(12年)など受賞。12年11月、共同監督・プロデュース作品『長良川ド根性』公開。

村上 満宏 弁護士

Murakami Michihiro

 1963年生まれ、愛知県出身。86年中央大学法学部卒業後、企業勤務を経て94年司法試験合格、97年弁護士登録。「名張毒ぶどう酒殺人事件」、「長良川・木曽川リンチ殺人事件」、「光市母子殺害事件」などを弁護。現在、愛知県弁護士会副会長。

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