11月24日(土)ベルブホール第2部

女優 前田敦子の新たな一歩

  • 14:15-16:08  苦役列車
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  • 上映前に前田敦子さんからのビデオメッセージ上映があります。
    チケット料金
  • 一般:前売1,200円 当日1,400円
  • 子ども(4歳~小学生):前売800円 当日900円
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  • Lコード:31681

苦役列車

2012年/「苦役列車」製作委員会製作/東映配給/1時間53分
  • 監督=山下敦弘
  • 原作=西村賢太
  • プロデューサー=川田亮、根岸洋之
  • 脚本=いまおかしんじ
  • 企画=近藤正岳
  • 音楽=SHINCO

  • 出演=森山未來、高良健吾、前田敦子、マキタスポーツ、田口トモロヲ
苦役列車

ストーリー

 1986年。19歳の貫多(森山)は中卒の日雇い労働者。なけなしの金はすぐに酒と風俗に消えてしまい、家賃の滞納はかさむばかり。そんな貫多が職場で、新入りの専門学生、正二(高良)と知り合う。他人を避け、過ごしてきた貫多にとって正二は、初めての友達と呼べるかもしれない存在に。やがて、本屋で店番をしている康子(前田)に一目惚れした貫多は、正二の仲介もあり彼女とも友達になる。

コメント

 森山演じる貫多は人間としてダメすぎる。性格は相当屈折しているし、お金に関しては超ルーズ。だが、そんな彼もスクリーンのなかで客観的に見るだけなら、異彩を放っていてむしろ魅力的に見えるから不思議である。

 なんだろうこの感覚? もしかしたらワイドショーで、こっちが唖然とするようなおバカな事件を起こした芸能人を見る感覚に近いのかもしれない。「なにをやらかしているんだよ」と思いつつ、意味不明な優越感に浸ってワクワクしているあの感じ。貫多に魅かれるということは、そういう自分の下世話な部分が醸し出された結果なのかもしれない。あれ? こんな感覚を持つ時点で、実は僕もダメ人間なのでは?(笑)。

 貫多が魅力的に映るのは、ひとえに森山の好演の賜物だろう。脇を固める高良や前田の演技も光っていたが、この映画はとにかく貫多という人間を観察する映画だと思う。終始ダメダメな毎日のなかで、それでも彼はどこかに光を見いだせたのか? 観終わってスカッとしないし感動もしないが、強烈に印象に残る不思議な作品だった。貫多に幸あれ!(徳)

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