11月17日(土)パルテノン多摩 小ホール第2部

日本が誇る名優 役所広司

    チケット料金
  • 一般:前売1,200円 当日1,400円
  • 子ども(4歳~小学生):前売800円 当日900円
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  • Lコード:31663

キツツキと雨

2012年/「キツツキと雨」製作委員会製作/角川映画配給/2時間9分
  • 監督・脚本=沖田修一
  • 脚本=守屋文雄
  • 撮影=月永雄太
  • 美術=安宅紀史
  • 編集=佐藤崇

  • 音楽=omu-tone
  • 主題歌=星野源

  • 出演=役所広司、小栗旬、高良健吾、臼田あさ美、古舘寛治、嶋田久作、平田満、伊武雅刀、山﨑努
キツツキと雨

ストーリー

 妻に先立たれ、木こりとして仲間たちと山林に入り生計をたてていた岸克彦(役所)。定職に就かないひとり息子の浩一(高良)への憤りもあり、2人暮らしは上手くいっていない。ある日、映画撮影のために村を訪れた新人監督の田辺幸一(小栗)と助監督チーフの鳥居(古舘)と出会った克彦は、ひょんなことからゾンビとしてエキストラ出演。彼らは交流を深め、ともに村を挙げた撮影に臨む。

コメント

 木こりと新人映画監督、親子ほど歳の離れた2人が偶然に出会い交流をもつことで大切なことに触れ、多くのひとを巻き込んで奇跡を呼ぶ。そして、親子とは違う世代を超えた交流は、親子関係をより深いものへと変化させる。それに気づかせてくれる克彦と幸一の関係・会話が温かくこころに沁みた。

 また、幸一が撮影現場で次々と判断を迫られて苦しむ様子を観ながら、ちゃんと想いを伝えることがどれだけ難しいかと考えた。ひとりで映画を創ることはできず、周囲には自分より経験豊富なスタッフばかり。そのなかで、逃げずに自信とこだわりを纏い、気を張って一つずつ向きあうことを学んでいく。それは、まさに“仕事”を覚えていくさまだった。困難なことでも、自分をしっかり持とうとすれば、きっと周囲もアイディアを出して応援してくれる。そして幸運がめぐってくる。(渉)

わが母の記

2012年/「わが母の記」製作委員会製作/松竹配給/1時間58分
  • 監督・脚本=原田眞人
  • 原作=井上靖
  • 製作総指揮=石塚慶生
  • 撮影=芦澤明子
  • 音楽=富貴晴美

  • 編集=原田遊人

  • 出演=役所広司、樹木希林、宮﨑あおい、ミムラ、南果歩、キムラ緑子、菊池亜希子

  •    三浦貴大、真野恵里菜
わが母の記

ストーリー

 小説家の伊上洪作(役所)は、幼少期に親元から離れ、親戚に預けられて育った。母に捨てられたという憎しみは、何年経っても洪作の心のなかから消えてなくなることはなかった。父の死を期に母・八重(樹木)と向き合うようになった洪作。そんなある日、洪作は八重から思わぬ言葉を聞くことになる。

コメント

 母と子の間にあるものは一体何だろうか――そう問いかけられているような気がした。母から見た子の姿。子から見た母の姿。向き合っているようで、ちゃんと向き合えていない。それは、憎しみからだろうか。気恥ずかしさからだろうか。理由は何であれ、「今」は向かいにいるその人の顔はぼやけるのだ。しかし、ずっとずっと後になってから、「今」が「あの頃」になったころ、ようやくその人の姿を捉えることになる。そして、思いもよらなかった姿が目に飛び込んできたその瞬間、ただただその場に立ち尽くし、うなだれるだろう。それから少しして気づく――ずっと前から確かにそこにあった「愛」の存在に。

 洪作が流したあの涙の意味を噛みしめる。母・八重の姿を見えづらくしていたものが、彼の頬を伝ったあの一瞬。私にも、そんな瞬間が訪れるだろう。ただ、それはずっとずっと後になってから。だから私はどこか後ろめたい気持ちを抱きながら、「今」を生きていくしかないのだ。(柿)

ゲスト紹介

役所 広司 氏

Yakusho Koji

 1956年生まれ、長崎県出身。96年に『Shall weダンス?』、『眠る男』、『シャブ極道』において14の映画賞で主演男優賞を独占。また、カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作『うなぎ』(97年)をはじめ、『CURE キュア』(97年)、『EUREKAユリイカ』(2001年)など国際映画祭での受賞も多く、『SAYURI』(05年)、『バベル』(07年)など海外での出演作でも高い評価を受けている。09年に『ガマの油』で初監督している。

武藤 起一 氏

Muto Kiichi

 ニューシネマワークショップ(NCW)主宰、映画プロデューサー。1985年より7年間「ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」のディレクターを務める。97年に映画人養成のための映画学校「ニューシネマワークショップ」を開設。現在までの間に、数多くの映画監督や映画人(配給、宣伝etc.)を輩出する。プロデュース作品として『アベックモンマリ』(98年)、『とらばいゆ』(2001年)、『アニムスアニマ』(03年)、『非女子図鑑』(08年)、『サビ男サビ女』(10年)などを手がける。主な著書に「シネマでヒーロー」(俳優編、監督編/ちくま文庫)などがある。

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