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11月27日(日)小ホール 第1部

バレエ界のミューズたち


舞台の上で華麗に舞うプリマ・バレリーナたち。舞台裏の彼女たちを垣間見ることができる2作品をご紹介します。
    チケット料金
  • 一般:前売1,000円 当日1,300円
  • 子ども(4歳~小学生):前売800円 当日900円
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  • Pコード:558-659icon Lコード:36175

ダンシング・チャップリン

2010年/フジテレビジョン・東宝・アルタミラピクチャーズ・電通・スオズ製作/アルタミラピクチャーズ、東京テアトル配給/2時間16分
  • 監督・構成=周防正行
  • 振付=ローラン・プティ

  • 音楽=チャールズ・チャップリン、フィオレンツォ・カルピ、J.S.バッハ、周防義和

  • 出演=ルイジ・ボニーノ、草刈民代

ストーリー

チャップリン映画の数々の名作をバレエで表現した「ダンシング・チャップリン」を、『Shall we ダンス?』『それでもボクはやってない』などの周防正行監督が映画化。ダンサーたちの舞台裏60日間の記録を第一幕に、監督が映画のために再構成・演出・撮影したバレエを第二幕とし、1991年の初演時からチャップリンを踊り続けるルイジ・ボニーノと、監督の妻でもある草刈民代が美しい舞いを披露する。

コメント

第一幕ドキュメンタリー部分で印象的なのは、監督が巨匠振付家ローラン・プティ氏にアイデアを伝える場面。あるシーンの撮影方法に関して、プティ氏と考えが合わず、映画化を反対されてしまう。それに対し監督はどう行動したのか。それは映画を観てのお楽しみであるが、この場面に限らず、第一幕の舞台裏を先に観るからこそ、第二幕のバレエが倍楽しめる造りになっている。

一方、草刈民代は長くチャップリンを演じ続けてきたルイジ・ボニーノと共に厳しい稽古に取り組む。第二幕で披露される2人のダンスは素晴らしく、特に本作でラストダンスを踊った彼女がとても美しい。酒場の女、バレリーナ、少年、盲目の娘、髭をつけたチャップリン。どれを演じても彼女にマッチしてしまうのだ。

しかし、なによりも印象的なのは周防監督の、草刈民代への愛である。プリマ・バレリーナの夫として15年間妻を見守り続けた監督の、暖かい眼差しを自分も追体験し、彼女の美しいラストダンスを映像に残してもらえたことに感謝してしまうくらいだった。(由)

Ballerina マリインスキー・バレエのミューズたち

2006年/フランス/セテラ・インターナショナル配給/1時間17分
  • 監督=ベルトラン・ノルマン

  • 出演=スヴェトラーナ・ザハロワ、ウリヤーナ・ロパートキナ、ディアナ・ヴィシニョーワ

コメント

ロシア国内で最も格調高きバレエ団、マリインスキー・バレエ。彼らが世界に誇る三大プリマ・バレリーナであるザハロワ、ロパートキナ、ヴィシニョーワを4年にわたって追ったロシアバレエ界初のドキュメンタリー大作。今注目のホープであるソーモワ、オブラスツォーワなど豪華キャスト陣も登場する。

舞台映像やインタビューだけでなく、稽古場、リハーサル、舞台裏、自宅にまでカメラが入り、バレリーナの研ぎ澄まされた美しさと同時に、舞台での華やかな姿からは想像もできない、血の滲むような努力や苦悩を鮮明に浮き上がらせる。

しなやかな体躯が美しいザハロワと、若手のソーモワがのびやかに踊る、マリインスキー劇場で生まれた名作古典バレエ「白鳥の湖」。ロシアの至宝、ロパートキナ、ヴィシニョーワが踊る「ダイヤモンド」と「ルビー」。若いオブラスツォーワが世に出るきっかけとなった「ロミオとジュリエット」など、旬のダンサーたちの瑞々しく充実した姿を捉えている。(由)