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11月19日(土)ベルブホール 第2部

bloody typhoon ――素晴らしき狂気――


これぞ本当の出血大サービス。紅の台風に巻き込まれて、皆、狂い踊れ。
    チケット料金
  • 一般:前売1,000円 当日1,300円
  • 子ども(4歳~小学生):前売800円 当日900円
  •  
  • Pコード:558-660icon Lコード:Lコード:36178

ドリーム・ホーム

維多利亞壹號

2010年/香港/ユナイテッド エンタテインメント配給/1時間36分
  • 監督=パン・ホーチョン
  • 撮影=ユー・リクウァイ
  • 音楽=ガブリエル・ロベルト

  • 出演=ジョシー・ホー、イーソン・チャン、デレク・ツァン、ローレンス・チョウ

  •    ジュノ・マック、ミシェル・イエ

ストーリー

銀行に勤めるOLのチェン(J・ホー)の夢は、海の見える湾岸エリアに建つ高級マンション「ビクトリアNo.1」の部屋を手に入れること。彼女が住む下町のアパート周辺では地上げ屋が横行し、急激な都市開発が行われていた。家計を支えるため大学を中退し就職するが、香港の地価上昇は留まることを知らない。そこで、チェンはマンションに忍び込み……。

コメント

チェンは悲劇のヒロインだ。何故なら、彼女はマンションを買うという夢のために、大学を辞め、一生懸命に働いて、コツコツとお金を貯めていたのである。買いたいマンションが買えないのは、香港の地価上昇の所為。すべての元凶はここにある。

働いても働いても買えないなら……ということで、地価を下げるために殺人、というある意味、滑稽な作戦に出るのだが、元々超人ではないから、失敗が多い。体力はどんどん消耗する。反撃だって食らう。でも、すべてはマンションを買うため、ゴールはそこだ。途中から僕は、心の中で「頑張れ!」と声援を、彼女へ送っていた。

夢のために浴びた血しぶきいっぱいのチェンの顔は、本当に美しく、輝いていた。(瑞)

冷たい熱帯魚

2010年/日活製作/日活配給/2時間26分
  • 監督・脚本=園子温
  • 撮影=木村信也
  • 音楽=原田智英

  • 出演=吹越満、でんでん、黒沢あすか、神楽坂恵、梶原ひかり、渡辺哲

ストーリー

小さな熱帯魚店を営む社本信行(吹越)は、ある夜、娘の美津子(梶原)がスーパーで万引きをしたため、妻の妙子(神楽坂)とともに店に呼び出された。その場を救ってくれたのは、スーパーの店長の知り合いの村田幸雄(でんでん)。村田は巨大な熱帯魚店のオーナーだった。それから社本は村田と親しくなるのだが……。

コメント

18禁だからって構えていたら、ついつい噴き出してしまった。ブラックジョークとか、痛快スプラッターとか、そういうものではなくて、ふとした時、笑ってしまう。人殺しはいけないこと、暴力はいけないこと、という「倫理的」なものをすっかり忘れて笑うというのは、我々の本来の奥底に潜めている素直な感情なのだと思う。いけないなどと思わずに、大いに笑ってしまえばいい。

それに、人生の教訓だってちゃんとある。「人生は痛い」なんて、特に名言だろう。非行少女・少年には是非ともそれを体現し、しかと目に焼き付けて教え込むべきだろう。人殺し以外の方法で、だが。

ところで、この映画を観たら、唐揚げが食べたくなるはずだ。唐揚げみたいなのがいっぱい出てくるから。少なくとも僕は映画鑑賞後、夜が明けるまで、友達と唐揚げをつまみ、お酒を酌み交わした。(瑞)

ゲスト紹介

黒沢 あすか 氏

Kurosawa Asuka

1971年生まれ、神奈川県出身。子役からスタートし、テレビドラマをはじめ、数々の映画作品に出演。特に塚本晋也監督『六月の蛇』(2003年)でオポルト国際映画祭最優秀主演女優賞を獲得し、国内外で高い評価を得た。ほか、『愛について、東京』(93年、柳町光男監督)、『サンクチュアリ』(06年、瀬々敬久監督)、『嫌われ松子の一生』(06年、中島哲也監督)、『女の子ものがたり』(09年、森岡利行監督)など。2012年公開、園子温監督の最新作『ヒミズ』にも出演している。

森 直人 氏

Mori Naoto

1971年生まれ、和歌山県出身。映画評論家、ライター。「キネマ旬報」「朝日新聞」「クイック・ジャパン」「メンズノンノ」などに執筆。「テレビブロス」「サイゾー」他で新作映画クロスレビューを連載中。著書に「シネマ・ガレージ~廃墟のなかの子供たち~」(フィルムアート社)、編著に「ゼロ年代プラスの映画~リアル、フェイク、ガチ、コスプレ~」(河出書房新社)などがある。